マイクロホンを識る

バウンダリー型

バウンダリー型
例えばお風呂に浸かって頭を沈めていくと、外から聴こえる音が変化するのがわかります。これは、音源から直接耳に入って来る音と、水面に当たってはね返って聴こえる音の時間差が少なくなっていくためです。
このように、マイクロホンが反射面に近づくにつれて、反射音からの影響が減少する原理を応用して開発されたのが「バウンダリー型」です。音が響きやすい場所でも、高い明瞭度で狙った音を捉えられるのが特長。また、平たい亀のような形で視界に入らずすっきり配置できるため、テレビ・ニュースや会議、講演の場などによく使われています。耐久性の高い仕様のものは、陸上競技などスポーツの臨場感ある音を収録するのに大活躍。一方音楽ライブでは、バスドラムやアコースティックピアノによく使われます。ユニットには、単一指向/無指向の両方が用途に応じて使い分けられています。
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