より深い音へ
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アナログの正しい使い方

フルオートターンテーブルからマニュアルターンテーブルにステップアップするときに

レコードを正しく聴くために、注意することは?


マニュアルのレコードプレーヤーで音楽を楽しむ際に、注意することは次の3つになります。

ターンテーブルを水平に置く必要があるのはなぜ?


レコード盤を地面に対し水平に設置し、レコード針を正しくレコード盤の溝へ接触させる必要があります。
ターンテーブルが傾いた状態で設置されていると、レコード盤も傾いた状態となり、トーンアームもレコード盤に対し垂直に下降しないため、指定どおりの針圧が印加されず、再生音に影響が出てしまいます。またプラッターが傾いて回転しているとスピンドル(回転軸)にも負荷がかかり故障の原因になることもあります。

ゼロバランス調整とは?またなぜ必要?


レコードの音を正確に再生するためには、適正な針圧(重さ)をレコード針にかける必要があります。そのために一度トーンアームにカートリッジを取り付けた状態でバランスをとり(水平につり合っている状態)その上で針圧のウエイトを調整して重さをかけます。この操作をゼロバランス調整と呼びます。
ゼロバランスをとらない状態のまま針圧をかけてしまうと、誤った針圧をかけることになってしまいますし、このまま針圧の調整を行っても、本来かける針圧ではない間違った針圧をかけてしまいます。そのため、針圧の調整の前に、ゼロバランスをとることが必要なのです。

針圧の調整はなぜ必要?


適切な針圧をかけないと、音にひずみが発生したり、カンチレバーが破損してしまったりする可能性があります。またレコード盤を傷つけることもあります。
カートリッジの先端のレコードに接する部分は、スタイラスチップというダイヤモンドでできている部品です。これをカンチレバーという部品が保持しています。
構造カンチレバー
針先スタイラスチップ
カンチレバーは軽くて丈夫な材質である必要があり、とても繊細で壊れやすい部品です。もし、針圧2gをかけたいのに、5g間違ってかけてしまった場合、カンチレバーが曲がったり折れてしまったりする可能性があります。
逆に針圧2gをかけたいのに、0.5gしかかかっていないと、レコード盤から針が浮き上がってしまったり、上手くトレースできない状態になったり、音質的にひずみが出てしまいます。
極端なセッティングではカンチレバーに損傷が、また極端でなくても音質に問題が出てまします。そのため、針圧の調整が必要です。
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