一般製品

2020.01.30

信号導体に7N-Class D.U.C.C.を採用したインターコネクトケーブル2機種を2月28日より発売

株式会社オーディオテクニカは、アナログリスニングのさらなる理想を追い求めた“Audio-Technica Excellence”シリーズとして、世界最高水準の7Nクラス高純度銅を採用したインターコネクトケーブル『AT-IC1000R』『AT-IC1000X』を2月28日(金)より発売いたします。


AT-IC1000img

左:『AT-IC1000X』、右:『AT-IC1000R』

1962年、「音から生まれる感動を、ありのままに伝えたい」というシンプルでひたむきな思いから始まった当社は、初の製品であるカートリッジから、ヘッドホン、マイクロホン開発に至るまでの半世紀を超える歴史の中で、その理念を脈々と受け継いできました。オーディオテクニカのトランスデューサーやカートリッジの技術は、その工学的な緻密さや音質だけではなく、多くの人に音を聴く楽しさを提供できる性能が、国内外で高い評価を受けています。そして、創業以来こだわり続けるアナログリスニングのさらなる理想を追求し、誕生したのが“Audio-Technica Excellence”シリーズです。

これまで、長年培ってきたアナログ技術を結集したMCカートリッジのフラグシップモデル『AT-ART1000』や、今たどり着ける最高峰のリスニングを実現するためにすべてを一から見直したスペシャルトランス『AT-SUT1000』、そしてMCカートリッジの出力をそのまま高品位に伝送することができるトーンアームケーブル『AT-TC1000』を発売いたしました。そしてこのたび、インターコネクトケーブル2機種がラインナップに加わることで、レコードの音を拾う入り口から他機器につながる出口まで、“Audio-Technica Excellence”シリーズでご提供できるようになりました。

信号導体に7N-Class D.U.C.C.*1を採用したほか、電気が流れた時のピン自体の機械的な振動(いわゆる「金属の鳴き」)を抑制するPBT充填中空ホットピンを使用して*2音質向上を図るなど、“Audio-Technica Excellence”シリーズの名にふさわしいインターコネクトケーブルを開発いたしました。お客様の使用用途に合わせて選べる、アンバランス伝送用の『AT-IC1000R』、バランス伝送用の『AT-IC1000X』の2モデルをラインナップ。長さは1.0mから5.0mの、それぞれ6種類の中から最適なものをお選びいただけます。

当社はこれからも、アナログリスニングを最高の環境で楽しみたいお客様にご満足いただける製品を作り続けて参ります。


【製品概要】

生演奏を聴いているかのような、鮮やかな臨場感に包まれる
7N-Class D.U.C.C.*1導体を採用したハイエンドインターコネクトケーブル

2月28日発売予定


インターコネクトケーブル

AT-IC1000R/5.0(5.0m)、 AT-IC1000R/4.0(4.0m)、 AT-IC1000R/3.0(3.0m)
AT-IC1000R/2.0(2.0m)、 AT-IC1000R/1.5(1.5m)、 AT-IC1000R/1.0(1.0m) 
オープン価格
RCA → RCA(アンバランス伝送用)

※3.0m、4.0m、5.0mは受注生産となります。
※受注生産は、1~2ヵ月いただく場合がございます。



 AT-IC1000X/5.0(5.0m)、 AT-IC1000X/4.0(4.0m)、 AT-IC1000X/3.0(3.0m)
AT-IC1000X/2.0(2.0m)、 AT-IC1000X/1.5(1.5m)、 AT-IC1000X/1.0(1.0m) 
オープン価格
XLR → XLR(バランス伝送用)
※3.0m、4.0m、5.0mは受注生産となります。
※受注生産は、1~2ヵ月いただく場合がございます。


<特長>
■高解像度、ワイドレンジで純度を極めたナチュラルサウンド
■豊かな高音域レンジと情報量を有するフッ素樹脂絶縁体
■内部被覆にレオストマーを採用し、明確な音像定位を実現
■シールド片側接地により、グランドノイズループの影響を軽減
■「銅テープ」+「編組シールド」の強力2重シールド
■PBT充填中空ホットピン(AT-IC1000Rのみ)
■ノイトリック社製XLRプラグを採用(AT-IC1000Xのみ)

【7N-Class D.U.C.C.について】
特殊レベルで品質管理された原料・製法で製造される世界最高水準の7Nクラス高純度銅を使用した、ハイエンドオーディオケーブル専用の高純度銅導体です。 従来のオーディオケーブルに使用されていた高純度(6N)導体は、結晶粒が粗大化 *3されており、音質に悪影響を及ぼすと言われている伝送路上の結晶粒界(結晶と結晶の境界面)が少ないという特長がありました。 その後、導体の結晶配向性 *4に着目した研究が行われた結果、オーディオ用として最適な結晶配向が得られる製造プロセスが確立。「純度」「結晶の大きさ」に加え、「結晶の配向性」も最適化し、従来の高純度導体と同等の結晶サイズを持ちながら、結晶の方向が最適に制御されている7N-Class D.U.C.C.が誕生しました。


左:7N-Class D.U.C.C.組織写真 右:通常銅導体組織写真

*1 Dia Ultra Crystallized Copper の略。
*2 PBT充填中空ホットピンを使用しているのは、AT-IC1000Rのみです

*3 銅の純度を極限まで高め、熱処理によって結晶粒を一般的な純銅の数十倍以上の大きさに成長させること。
*4 物体内で、結晶がランダムではなくある方位に優先的に向くこと。「 D.U.C.C.」は三菱マテリアル株式会社の登録商標です。 


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