一般製品
2022.03.24
美しい有機的なデザインを採用した、鉄心型MCカートリッジのフラッグシップモデル『AT-ART20』が発売
株式会社オーディオテクニカは、当社が持つカートリッジの技術と長年培われたノウハウを駆使し、アナログを深く楽しめるMCカートリッジ『AT-ART20』を4月15日に発売いたします。
当社はカートリッジの製造・販売からスタートし、半世紀以上の歴史を持つ音響機器メーカーです。音楽の聴き方が時代と共に変わっても、アナログオーディオを愛するお客様のために、そしてアナログオーディオの持つ魅力を伝え続けるために、創業以来ずっとカートリッジを作り続けて参りました。長い歴史の中で培われてきた技術を生かしたハイエンドモデルから、手軽に楽しみたいお客様に向けたエントリーモデルまで幅広いラインナップを展開しております。
その中でも、Audio-Technica Reference Transducerの略称である「ART」を型番に冠したモデルは、高音質で高品位、当社を代表する特別な意味を持つものばかりです。新製品の『AT-ART20』も本シリーズのラインナップとして、最良の素材を採用しながら高度な加工や最適な構造、一線を画すデザインでアナログを深く楽しめること。また、アコースティックのより良い音を突き詰め、空芯型が得意とする生々しい演奏の表現力を鉄芯型でも実現させること。これらを命題に、「ART」の名に恥じない鉄芯型のカートリッジとして開発いたしました。最高峰のMC カートリッジとして圧倒的な情報量や解像度を持ちながら、同時に音楽の表現力も持ち合わせています。一音一音を大切にしながら音のつながりも滑らか、演奏者の呼吸や楽器がホールに響き消えていく様子を余さず表現できるため、音楽ジャンルを問わずリアリティのある音場をご体感いただけます。デザインには、今までのカートリッジにない美しい曲面を描く有機的なデザインを採用。100年以上の歴史がある福井県鯖江市の眼鏡産業で培われた切除加工技術や研磨技術が生かされております。さらに、高度な切削技術も掛け合わせてチタニウムの肉薄化を可能にしたことで、大幅な軽量化も実現しています。
当社が新たにご提案する圧倒的な音体験を、画期的なデザインとともにぜひお楽しみください。
【AT-ART20 製品概要】
アナログの音世界は、新たな領域へ。時代を超える、鉄芯型カートリッジ
デュアルムービングコイルステレオ(MC)カートリッジ
AT-ART20 希望小売価格 ¥330,000. (税込)
<特長>
■情調や空間を、余さず描く圧倒的な表現力
最高峰のMCカートリッジとして圧倒的な情報量や解像度を持ちながら、同時に音楽の表現力も持ち合わせたカートリッジ。
一音一音を大切にしながら、音のつながりも滑らかに。
演奏者の呼吸や楽器がホールに響き消えていく様子を余さず表現できるため、音楽ジャンルを問わずリアリティのある音場をご体感いただけます。
■厚膜の金メッキを採用した高音質ターミナルピン
金メッキ部分の厚みを当社従来品の約30 倍に増すことで、接触抵抗の低減と音質強化を図りました。
■さまざまな異素材の組み合わせにより共振を抑制
ベースにはシリーズで定評のある「アルミニウム」を、ハウジングには同シリーズ初となる「チタニウム」を、
そしてアンダーカバーには同じく初となる「エラストマー」をそれぞれ採用しています。
さまざまな異素材を組み合わせ、製品本体で発生する共振を抑制します。
■精密切削チタニウムを光沢研磨で処理
100年以上もの歴史のある、福井県鯖江市の眼鏡産業で培われた高度な切削加工技術や研磨技術力を活かし、
今までのカートリッジにない美しい曲面を描く有機的なデザインを具現化しました。
また、本デザインと高度な切削技術を掛け合わせ、チタニウムの肉薄化を可能にしたことで、大幅な軽量化も実現。
チタニウム素材を要所に設けることで、全体的に落ち着きのある音にまとめています。
■新設計の磁気回路により発電効率を向上
AT-ART9XIの磁気回路をベースに、フロントヨークを0.6mm厚くすることで磁束密度を向上。
発電効率を上げることで、よりリアリティのある音質を実現しています。
また、コイルの巻き数やインピーダンスを変えることなく、15%以上の出力電圧の効率化を図っています。
■チタニウム採用のチップ補強板で針先を軽量化
「ART」シリーズのフラッグシップモデルAT-ART1000と同様、ダイヤモンドチップを固定するチップ補強板にはチタニウムを採用。
質量の軽量化を図り、高域特性を改善しています。
■特殊ラインコンタクト針とφ0.28 ソリッドボロンカンチレバー
音溝を忠実に読み取り、音の分離感を高める無垢特殊ラインコンタクト針を採用。
さらに、ボロンカンチレバーの先端からコイルまで、支点に向けて段階的に太くなるステップドパイプ構造も採用しています。
カンチレバーとアーマチュアの接続部が二重構造となるため剛性が高まり、カンチレバーの強度の向上とともに不要な振動を抑制します。
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