第3の聴覚経路「軟骨伝導」を活用した、世界初のヘッドホン
「軟骨伝導経路」を活用した独自の振動構造を採用。耳穴を塞ぐことなく、音を効率的に鼓膜に伝えることができるため、“ながら聴き”でも高音質を実現します。また、耳穴に入れないため、耳が蒸れることなく衛生面でも安心してお使いいただけます。
※本製品は、株式会社CCHサウンドから許諾された特許を使⽤しています。また、難聴の⽅の聞こえの改善を⽬的とした製品(補聴器)ではありません。
・「軟骨伝導」とは?
耳に音が伝わる「聴覚経路」には、「気導経路」と「骨導経路」の2種類が考えられていましたが、2004年に新たな第3の聴覚経路「軟骨伝導経路」が発見*1 され、その後の研究により、非常に効率よく音を伝えられることが分かりました。本製品は、この軟骨伝導経路を利用して*2、音楽再生や通話を可能にするヘッドホンです。
*1 軟⾻伝導経路は、2004年に奈良県⽴医科⼤学 細井裕司教授(現学⻑)によって発⾒されました。
*2 株式会社CCH サウンド社から、特許5932228、特許6022175 の通常実施権を得ています。
・「軟骨伝導」の仕組み
「骨伝導」は、振動の元となる振動子を頭部に当てて、骨を振動させることでその奥にある「蝸牛(かぎゅう)*」に音を伝える仕組みです。一方「軟骨伝導」は、振動が耳の軟骨に伝わると外耳道の「壁の軟骨」にも伝わり、その中で空気が振動して音が生まれます。それが「鼓膜」を揺らして「蝸牛」に届くという仕組みです。あなたの耳がスピーカーの代わりになるようなイメージです。
*音の情報を脳に伝える役割をもつ器官。
・「骨伝導」と「軟骨伝導」との違い
— 頭部への圧迫 —
「軟⾻伝導」:⽿の軟⾻部に触れる程度の装着で、効率良く⾳を伝えられるため、頭部への圧迫も少なくなります。
「⾻伝導」:頭蓋⾻に直接振動を伝えるため、必ず⾻のある部位に装着しなければなりません。また、強く圧迫する必要があるため、痛みが出やすい傾向があります。
— ステレオ感 —
「軟⾻伝導」:左右の内⽿に到達する⾳はそれぞれ別々になるため、気導経路の⾳と同様にステレオ感が得られます。
「⾻伝導」:ステレオ⾳声が頭蓋⾻の中で融合されてしまうため、左右の内⽿に⼊る⾳情報に左右差が⽣じにくく、気導経路の⾳ほどのステレオ感は得られません。
・軟骨伝導で高音質を実現する、独自開発の振動ドライバー
耳穴を塞がず、耳珠(じじゅ)と呼ばれる軟骨部に当てて装着するだけで、高音質な音楽再生や通話を実現します。独自開発のA.P.S.S* を採用した振動ドライバー(PAT.P)により、外部振動による音質劣化を防ぎ、低音再生時の不快な振動を抑え、これまでの“ながら聴き”の概念を変えるワイドレンジな音を体感できます。
*Acoustic Pure Sound Stabilizer(アコーステック・ピュア・サウンド・スタビライザー)。外部振動によるノイズを低減し、軟骨伝導ヘッドホンでありながら、原音を忠実に再生することができる当社独自のメカニズム。特許出願中。
・“ながら聴き”で、周りの状況にいつでも対応可能
通勤通学の際に音楽や動画、ゲームやSNSを楽しむ際は、耳穴をふさがないため、周りの音やアナウンスを確認しながらコンテンツを楽しむことができます。また、ご自宅でも急なチャイムへの応対や洗濯機の電子音なども聞き漏らしません。家族からの問いかけにも反応でき、いつでもコミュニケーションが取れます。
※音が聞こえない/音が小さい場合
・接続する機器側の音量制限機能によって音声が小さい場合がありますのでご確認ください。
・耳の軟骨に当たるように装着調整してください。
※ファームウェアアップデートのご確認をお願いします(2022年12月)。詳しくは、「サポート」タブ:本体・ファームウェアのアップデート よりご確認ください。
*製品の特性上、騒音が大きい場所には適しておりません。