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2023.08.30
Creator of the Month - Isaac Pimenta
7月のCreator of the Monthでピックアップするのは、ミュージシャンで音楽プロデューサーのIsaac Pimentaです。
ポルトガル出身のIsaacは、現在26歳。楽曲づくりと、ファンのコミュニティとの交流を大切にしています。音楽の世界に足を踏み入れたきっかけや、現在手掛けているプロジェクト、そして彼のこれからについて聞きました。
<音楽業界への道に進んだきっかけについて教えてください。>
音楽との出会いは、実は両親のお仕置きがきっかけなんです。科学のテストの成績が悪かったために、ゲームなど電子機器を全部取り上げられ、外出も一切禁止されました。仕方なく家にいる間に、兄の部屋の押し入れから、忘れ去られたギターを見つけたんです。それで、YouTubeを見ながら練習するようになりました。その後、大学では音楽学を専攻し、ミュージック・プロダクション&クリエーションの授業も受けました。いつも曲を作っては、友達や家族に聴いてもらっていました。今では、オリジナルソングを10曲リリースし、さらに今後も発表していく予定です。これまで順調に進んできているし、今後どんな楽曲を作りたいかも、はっきりしています。
<曲作りは、どのように進めていますか。 >
いろんなパターンがあります。たまに、数分であっという間に1曲できてしまうこともありますが、普段はそれほど簡単にはいきませんね。表現したいことを思うままに表現するためには、準備も時間も必要ですし、謙虚な姿勢も必要です。私の場合、あまり現実の世界にこだわらず、感情の赴くままに曲を作ります。伝えたいメッセージ的なものがなければならないし、曲づくりには、心に響くものが必要。ただ曲を作るというだけなら、作る価値がないし、物足りなさを感じます。
具体的に言うと、音楽を創る意欲を掻き立てる、きっかけみたいなものがあるんです。例えば、ドラマや映画を見るとか、本を読む、または他のミュージシャンやプロデューサーのワークショップを視聴したり参加したり。
<ギターとキーボードを演奏し、なおかつ作詞もして自ら歌っていますが、そうした中で最も充実感を得られるのは何でしょうか。>
楽器は、それぞれ表現のあり方が違うと思います。私の音楽作品には、どの楽器も大切な要素です。一番しっくりする楽器といえば、ギターと自分の声ですね。私のほとんどすべての曲で、このふたつがベースになっています。でも、一番充実感を感じるのは、何といっても曲を書いている時です。創作活動って、人にとって最大の喜びなんじゃないでしょうか。たとえその作品が、他人にはそれほど価値のあるものでなかったとしても、それを創った本人にとっては、至福の体験なんです。
<3年前にザ・ヴォイス・ポルトガルに出演しましたね。この体験から何を得ましたか。また、出演がキャリアにどういう変化をもたらしたと思いますか。 >
ザ・ヴォイス・ポルトガルに出たから大きく変わったということは、なかったですね。出演後にした仕事は全部、自分でプロデュースしたもの。確かに、出演をきっかけにフォロワーになった人はいます。その中で数名の、とても役に立ちそうな人たちとのつながりをキープできたのは、ラッキーでしたね。
一番の思い出は、自作の楽曲をCarolettaと歌ったことかな。ザ・ヴォイス・ポルトガルの「バトル」コーナーで彼女と一緒に歌ったんですが、その曲は自分のキャリアにとって、またライブでも、大事なシングルのひとつになっています。
<ライブ前に心がけていることはありますか。また、必ず行うルーティンなどありますか。 >
ライブ前に必ずやっていることが、いくつかあります。まず、食べ過ぎないこと。2時間歌い続ける体力に必要な分だけですね。それと、ステージでは、必要以上に動き回らないようにしています。自分の持てるもの以上を出そうと頑張ると、どうしても背伸びをしているように見えてしまうでしょう。私は、シンプルだけど訴求力のあるステージを心がけています。いわゆるシンプル・イズ・ベストですね。
<機材は、何を使っていますか。>
コンテンツによって変わりますが、 普段は、オーディオテクニカのマイク『AT2020』を常に持ち歩いています。手早く録音する場合に理想的なマイクですね。テスト録音でも本番でも、必ずこれを使っています。
その他には、Rolandのインターフェース『Rubix44』、M-AudioのMIDIコントローラー『Code 49』、そしてミキシングのためにYamahaの『HS7』スピーカーを使っています。これがベストというわけではありませんが、最近手掛けた仕事には十分で、今のところ納得しています。
<かけだしの若手ミュージシャンにアドバイスするなら、どんなアドバイスをしますか。>
諦めないことですね。どの国にいても、音楽業界は厳しい世界です。常に最大の努力をして、学ぶ姿勢を忘れず、そしていろんな面で磨きをかけなければいけません。この道に人生をかけるんであれば、全力投球ですね。夢の実現に向かってひたむきに努力していれば、必ず報われる時がくると信じています。
<時間のある時は、どう過ごしていますか。音楽以外に、何かホビーがありますか。 >
ありますよ。私はマーベル・コミックのファンなので、よくコミックを読んだり、マーベルの映画やシリーズを見たりしています。でも、他のジャンルも好きですよ。ミステリー物の映画やドラマシリーズも大好きだし、哲学や心理学、科学に関する本も読んだりします。テーマやルーツにかかわらず、いろんな発想の原点となる知識を得ることが、好きなんだと思います。
また時々、街をぐるっとドライブするのもいいですね。特に何をするというわけでもなく、日常を離れ、頭を空っぽにすると、すごくいいアイデアが浮かんだりするんです。そういう意味では、瞑想に似ているかもしれませんね。
<今取り組んでいることに関連して、近々予定している活動やプロジェクトがあれば、ぜひ教えてください。>
最近手掛けているプロジェクトがいくつかあります。ひとつは、以前からあるプロジェクトをバンド用に作り直しています。そうすることで、ライブなどの幅が広がります。また、ニューシングルを現在2曲制作中で、今年中のリリースを予定しています。他には、別のアーティストのために、いくつか曲を書いています。すべてをうまくこなしていくのは大変ですが、楽しみながらやっていれば、大変さなんて感じませんよ。
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