定期的にレコードのメンテナンスをするのであれば、ぜひ持っておきたいレコードクリーナー。レコード専用に作られていることもあり、レコードを傷つける心配がなく、手軽にクリーニングできるのが魅力です。

今回はレコードクリーナーの種類や使い方、おすすめのレコードクリーナーをご紹介します。最近レコードを聴きはじめた方はもちろん、これからレコードデビューを考えている方もぜひご覧ください。

乾式?湿式?レコードクリーナーの種類

まずは、代表的なレコードクリーナーの種類である「乾式」と「湿式」、それぞれの特徴を見ていきましょう。なお、今回はご自宅で使うクリーナーのみを想定し、業務用のものは除外しています。

乾式クリーナー

乾式クリーナーは、レコードの表面や溝(音溝)の汚れを拭き取るためのクリーナーです。水やクリーニング液を使わずに、そのままレコードをクリーニングします。「乾拭き」をするためのものとイメージすればわかりやすいでしょう。

湿式クリーナー

そのままレコードをクリーニングする乾式に対して、湿らせてから使うのが湿式クリーナーです。クリーニング液をクリーナー本体内部に入れ、レコードと接触する部分を湿らせてから使います。

とりあえずは乾式・湿式の2種類を押さえておけば問題ないでしょう。

レコードクリーナーの使い方

ここからは、レコードクリーナーを使ってレコードをクリーニングする手順をご紹介します。

まず前提として、「レコードを聴く前の簡単なクリーニングは乾式」「ホコリや汚れをしっかり落として保管するためのメンテナンス用が湿式」と覚えておいてください。ただし、季節や環境などによって静電気が多くなる場合には、はじめから湿式を検討すると良いでしょう。

それでは、実際の手順を見ていきます。基本的な流れは乾式・湿式のどちらも同じです。

①まずは、レコードを平らな場所に置きます。

②レコードクリーナーをレコードの溝(音溝)に沿って、円を描くように動かします。CDのように、盤面の中心から外側に拭くのはNGです。動かす方向は時計回りが一般的ですが、クリーナーによっては方向が指定されている場合もあります。本体に矢印などが記載されているかどうか、あらかじめチェックすると良いでしょう。

③湿式でクリーニングした場合には、終わったあとにしっかりとレコードを乾燥させましょう。湿った状態でジャケットへ戻してしまうと、カビの発生につながってしまいます。

オーディオテクニカのレコードクリーナー

「レコードクリーナーの種類はわかったけど、実際にどれを選べばいいのかわからない!」。そんな方に向けて、今回は万人におすすめできるレコードクリーナーを2つご紹介します。

「AT6012a」は、1台で乾式・湿式の両方に対応しているクリーナーです。

AT6012a

レコードクリーナー

AT6012a

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表面がベルベット状になっており、チリやホコリなどの細かい不純物を拭き取るのにうってつけ。静電気対策として、導電性フェルトを採用しているのもポイントです。

もうワンランク上のクリーナーをお求めの方には、「AT6018a」がおすすめ。

AT6018a

レコードクリーナー

AT6018a

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「AT6012a」と同じく乾式・湿式両用なのに加えて、クリーニング性の高い方向性ベルベットを採用しているのが特徴です。また、カラーインジケーターによって、クリーニング液がどれだけ浸透しているのかを一目で確認できます。

クリーナーを使って手軽にレコードクリーニングを!

レコードクリーニングの際には、専用のレコードクリーナーを使うのがおすすめです。簡単な使い方さえ覚えてしまえば、手軽かつ効果的にクリーニングを行うことができます。

レコードを傷つけないために、必ず押さえておきたいポイントは2つ。「クリーナーは溝に沿って円を描くように動かす」と「湿式でクリーニングしたあとはしっかりとレコードを乾燥させる」です。

これまで身の回りにあるものをクリーニングを代用していた方も、ぜひこの機会にレコードクリーナーを導入されてみてはいかがでしょうか。

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