「旅」と「アナログレコード」は似ている。 自分の足で行きたい場所へと赴き、あらゆる選択肢のなかから五感を通してモノを拾い上げる。 時間をかけて選択した体験の集積は、記憶の便りとなる解像度の高い情報として脳へと刻まれ、そういった体験を通してコレクトしたモノを自身の傍に置くことで、時に私たちの生活を心身ともに豊かなものにしてくれる。 それこそが「アナログ」の魅力なのではないか。
どこにいてもインターネットで自由にモノが買える時代に、あえてアナログレコードを買いに旅に出かける。 音楽が繫ぎ留めるネットワークは、私たちをどこへ連れて行ってくれるだろうか。 そんな思いがけない出会い(=セレンディピティ)を求め訪れたのは、古くからレコードカルチャーが根づく都市、名古屋。 「hair & music parlour FAM」「Paradise Nature wine&vinyl」「OUT RECORD」の3店舗それぞれの空間に足を踏み入れることで、この街の人びとの繋がりが徐々に見えてきた。
今回、アナログレコードを買いに行くために東京を飛び出し足を踏み入れたのは、東京、大阪に次ぐ規模を誇る都市、名古屋。 実は名古屋に行くのはこれがはじめてで、恥ずかしながら知っていることと言えば、風来坊の手羽先とひつまぶし、味噌煮込みうどんに味噌カツ、それと天むすに名古屋城と大相撲名古屋場所ぐらいだった。
そんななか、アナログレコードをディグりながら街を知ることができたら面白そうだと「hair & music parlour FAM」「OUT RECORDS」などのレコード店を訪れながら、途中、ナチュラルワインとアナログレコードが楽しめる「Paradise Nature wine&vinyl」を訪れ、音とアナログレコードを軸に名古屋という街を体感してきた。
余白のある空間が、レコードを気兼ねなく選ぶ時間を与えてくれる
まず最初に訪れたのは、美容室とともにレコード店を営む「hair & music parlour FAM(以下、FAM)」。 名古屋で古くから親しまれている老舗レコード店「バナナレコード」に務めていたというDJ tonこと店主の稲垣さんは、美容師のパートナーとともに独立を目指し、そのどちらの夢も一度に叶える理想の物件を手繰り寄せ、1Fをレコード店、2Fを美容室という形態で夫婦で店を営んでいる。
学生時代よりDJを志していたという稲垣さんはヒップホップ、ソウル、ファンクとレコードを探求しているうちに音楽にのめり込んでいったそう。 だが、ブラックミュージック一辺倒だった音楽性は、オールジャンルを扱うバナナレコードで働きはじめたことにより大きく変化。 そこで培った幅広い音楽への興味が、いまでは独立してお店を開くまでに。 中心地から少し離れた立地のため、目的をもって訪れるカスタマーは多いそうだが、髪を切るついでに、といった余白が目的と異なる客層を招き入れ、新たな興味を生んでいる。 例えば夫婦での来店時にパートナーが髪を切っている間にレコードを選ぶこともあれば、レコードを売り買いするついでに髪を切っていくこともあるそうだ。
2Fでもレコードをかける環境が整っているので、気になったレコードがあれば髪を切りながら試聴することもでき、楽しみ方は人それぞれだ。 レコード店と美容室という異色の組み合わせは、二人のできることを真摯に表現した結果として完成されたもので、潔くも心地いい、ついゆっくりしていきたくなるようなリラックス空間だ。
ちなみに、「FAM」というネーミングは、「For a moment(=束の間の、ひとときを)」から来ており、奪い合うようにレコードを買うのではなく、 “都会の喧騒から離れて少しでもゆっくりとアナログレコードに触れてもらいたい” という店主の想いが込められている。
FAMが扱うアナログレコードは、かつて視野を広げてくれたバナナレコードの影響もあり基本的にはオールジャンルだが、そのなかでもこの店ならではのワールド・ミュージックのセレクトが見どころ。 アナログレコード以外にも、カウンターでは京都の老舗のお香や、世界各国のビールなど、レコードと共に楽しめる店主お気に入りの品が販売されている。 行きつけの雑貨店で見つけたヴィンテージアイテムや、タンザニアの現地で手に入れた「ティンガティンガ」というカラフルな動物を描いたアフリカのペンキアートなどのインテリアにも店主の趣味嗜好が表れており、この店に集う人びとの好きが集積された唯一無二の空間をゆったりと楽しむことができる。
「ほしいレコードリスト」としてリクエストの付箋で埋め尽くされたモニターの背面は、さながら街の掲示板。 入荷時はもちろん、カスタマー同士がレコードを交換できるコミュニケーションの場にもなっている。
アナログレコードの買い付けにも行くという稲垣さん。 今年のはじめにはドイツとオランダを中心にまわってきたとのこと。 ヨーロッパにおけるアナログレコードは、日本の懐古主義的な受け入れられ方とは異なり、音楽メディアとして地続きの文化に準えたひとつのツールとして確立されていることで、多様な人びとが集うのだそうだ。
消滅したミュージックシーン「ZAMROCK」に魅せられて
「FAM」で取り扱われているジャンルのひとつで目を惹くのは、「ザムロック」というアフリカ南部の国、ザンビア共和国で生まれた音楽だ。 ザムロックとは、かつてイギリス領だったザンビアで、70〜80年代の約10年間のみ起こったロックのムーブメント。 「ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)」「ブラック・サバス(Black Sabbath)」「ディープ・パープル(Deep Purple)」などの影響を受けながらも、独自のアフリカンなリズムと融合したファンキーでサイケデリックなロックミュージックにすっかり魅了されてしまったという。 そんな店主の稲垣さんがはじめてザンビアを訪れたのはバナナレコード在籍時。 新婚旅行という建前だと話してくれた(笑)。
そもそも70年代のザンビアは人口が少ないこともあり、ザムロックはシーンとしては小さい。 また、状態のいいレコードは少なく、泥がついているのは当たり前。 しかし、丁寧に楽しむ行為とは無縁の、デジタルにはない風合いさえ楽しめてしまうような力強さが伝わってくる。
FAMの頭に「hair & music parlour」をつけた理由には、この店でどんなことができるかを一目で知らせたかったという想いもあるが、実は、ザムロックなどのレコードを生産していた「Zambia Music Parlour」というレーベルに由来しており、当のレーベルもオープン当初はヘアサロンとともに店舗営業していたという。
最近、名古屋ではアナログレコードで音楽をかけるレストランやバーが増えてきたそうで、そういった店にアクセスし易い環境から、若い世代の間でも「アナログレコードでDJしてみたい」と店を訪れる方が増えたという。 そこで、FAMでも通常営業に加え、DJイベントも行うようになっており、それぞれが持ち寄った音楽をかけ合うことでさらに裾野は広がっていく。 人を囲んで音楽を聴く時間をつくれるのがアナログレコードの魅力であり、その時間をシェアするハブとしての場をこの店が担っているのだろう。 曲が終われば盤を裏返す、そんな一手間が音楽に耳を傾ける豊かな時間を与えてくれる。
かつて通っていたレコード店で目にしたコメントが彼に新たな音楽の道筋を照らしてくれたように、この店のコメントからも(ビジネスになればなるほど手間で淘汰される部分かもしれないが、だからこそ)、そこに熱量を注ぎたいという想いが伝わってくる。
「コメントを頼りにどんどん冒険していってほしいです」と話してくれた。
「この後はどこへ?」と稲垣さんに尋ねられ、「Paradise NatureとOUT RECORDへ行く予定」と返すと、「その2店舗でも定期的にDJやらせてもらってます」と、名古屋の音楽シーンが浮き彫りになるような偶然が重なった。
心地よい空間と体験が旅をつないでいく
続いて訪れたのは、円頓寺商店街を抜けた那古野エリアに佇むカクウチワインバー「Paradise Nature wine&vinyl(以下、Paradise Nature)」。 スピーカーのようにも見えるドアを開けると、良質なヴィンテージサウンドシステムとともに、ずらりと並んだアナログレコードとナチュラルワインが出迎えてくれる。
以前は、名古屋駅の近くでクラフトビールバーをやっていたそうだが、昨年5月末にこの場所でナチュラルワインの店をはじめたという。 これまでにコレクションしてきた音響機材を用いて、音楽を楽しみながら美味しいワインが飲める店をやりたかった、とオーナーのBae Yongbo(ベイ・ヨンボ、以下、Yongbo)さんが話してくれた。
ヴィンテージサウンドが聴ける角打ちワインバーにはワイン好き、音楽好き、と日々さまざまな人が集うが、Paradise Natureと並行して「Wolfpack Japan(ウルフパック・ジャパン)」というレコードプレスサービスも行っている、Yongboさん。 以前よりローカルのDJを招致したイベントは行ってきたものの、飲食やウェブといった自身の背景を活かし、その延長でどこにもないサービスをつくりたいという想いからアナログレコードをつくるサービスを立ち上げることになったそうだ。 当然、プレス工場、カッティングスタジオと提携する必要が出てくるわけだが、最終的な音まで見届けたいとカッティングマシンの購入に踏み切り、スタジオを構えて新たなサービスを展開。 レコードをつくる仕事がきたことで、それと並行して以前から携わってきた飲食も形を変え、「バナナレコード」の数件隣でクラフトビールバーをやることに。 そうこうするうちに、ナチュラルワインにもハマり、店でレコードが聴けたらいいな、と気づけば自分の気持ちがいいと思える空間をつくり上げてしまった。
「飲めば自然と音がほしくなるもの。 どうせなら、アナログレコードで音楽をかけたいじゃん」と、ノリも手伝い生まれたこの空間。 いい音に思わずナチュラルワインも進み、それが次のレコードへと意識を向かわせる。 そんな相乗効果が音楽に精通したYongboさんのナチュラルワインへのさらなる興味を掻き立て、「音楽もワインもこの場所でいろいろな人と混ざりながら日々学ばせてもらっています」と、新たな出会いを楽しんでいるようだった。
ちょうど取材に訪れた日の前日も、井上薫さんや地元のDJたちと一緒にイベントをしていたようで、「狭い街だから、みんな繋がっちゃうんだよね」と、さりげなく放たれた言葉からも、この街のローカルで顔の見える関係性が窺えた。
Paradise Natureでは、ナチュラルワインをサブスクで販売するオンラインサービスを展開しているのだが、そのアイデアは音楽配信サービスからヒントを得たという。
ナチュラルワインの情報は音楽と一緒で膨大。 そんな情報の大海原をどのように泳ぐかヒントを与えてくれるのが、そのサービスだ。 音楽とワインの共通点は、ひとつ気に入ったものを見つけることができれば、その基準から今度はその周りにある情報をとりにいけること。 そんなフレーバーの解像度を楽しむ旅に出ることができれば、自分好みのワインも楽しく見つけられるはずだ。
角打ちバーとしてナチュラルワインを楽しめる側面とヴィンテージサウンドシステムでアナログレコードの音楽を聴くことができる2つの側面を併せもつParadise Natureでは、ナチュラルワインブームで足を運ぶカスタマーにヴィンテージサウンドの魅力を伝える場所にもなっている。 Yongboさんによると、夜が暗くておすすめということなので、次は夜にまた訪れたい。
尚、この店舗にインスピレーションを与えたロンドンのレストランの話はまた次回、Paradise Natureの記事にて、Yongboさんがセレクトしてくれたレコードとともに紹介させていただくことにする。
メインストリームから外れた「OUT」なレコード店
この日、最後に足を運んだのは、名古屋市美術館や名古屋市科学館の直ぐ側、雑居ビルの3Fにあるレコード店「OUT RECORD」。 階段を上りドアを開けると、店主の曽田さんがバーカウンター越しに出迎えてくれた。
曽田さんは以前、CDが登場しはじめた時代にバナナレコードで働いており、そこで経験を積んだのちに独立。 自身のレコード店をオープンし、早や23年が経つ。 当初はいまのようにSNSが発達しているわけではなく、存在を知ってもらうまでに時間がかかったと言うが、お客さんと距離の近いコミュニケーションが楽しくて今日まで続けてこれたそうだ。
レコードを聴きはじめた当初は、兄やそのまわりにいたバンドマンからの影響で、とにかくビートルズ(The Beatles)やCharなどのアナログレコードを半強制的に聴かされていたという(笑)。 まだ中学生だった80年代初頭、徐々に入ってきたレコードと言えば、やはりまだまだロックが主流ではあったが、バナナレコードで働きはじめてからジャズやブラックミュージックなど、あらゆるジャンルの音楽を聴くようになり、レコードの魅力に取り憑かれていったそうだ。
2000年代に入りインターネットが充実しはじめると、民族音楽などの多様な音楽の存在を知ることができるようになり、大きなレコード店にできることよりも、インディペンデント且つマニアックに、お客さんと距離の近い関係性を築くことのできる小さな店に興味をもち、独立を決めたのだとか。
バナナレコードでは、そこまで買い付けはしていなかったと言うが、「かつての買い付けは面白かった」と続ける、曽田さん。 まだスマートフォンも地図アプリもない時代。 航空券が安いからと、(東海岸ではなく)西海岸へ買い付けに行くことの多かった日本人がまず何をするかと言えば、ガソリンスタンドで燃料を満タンに入れ、電話ボックスに備えつけられた電話帳のレコード店の住所を片っ端から地図にマークし、その場所へと向かってはひたすらレコードを漁っていた。
興味深いのは、レコード店同士がライバルだけど敵対しない関係性で、それぞれ横のつながりを感じていたのか、「ここよりもあの店のほうがほしいレコードがあるよ」と教えてくれたことだという。 そんなレコード店同士の性質が音楽のネットワークをより広げてくれたのだろう。
OUT RECORDで扱っているアナログレコードは、ある特定のジャンルというよりも、あのジャンルの “ココ” 、このジャンルの “ココ” という、あるラインを横串に横断した、ジャンルレスでありながらも共通した姿勢を感じるセレクションが魅力だ。 それぞれアプローチの違いはあれど、音楽との向き合い方が似ている人たちというのは自然と繋がっていくもの。 この辺りは、Chee Shimizuさんや井上薫さんにも共通するところだろう。 そして、そういう人たちは決まって、面白い場所に行くよりも自分のいる場所を面白くしたがるのだ。
ローカリズムを推し進める個人空間
この店のサウンドシステムは、 “アナログレコードは柔らかく跳ね返ると気持ちよく聴こえる” という特性をベースに、この店らしくお客さんとのかけ合いのなかから生まれたものだ。 店を構えた当初から基本的にはDIYの姿勢でスピーカーの向きや高さを調整しながら、イベントを通してアナログレコードが楽しめる環境を日々追求してきたという。 重要なのは、アナログレコードを心地よく聴ける音環境をつくり、それをみんなでシェアすることなのだ。
メインスピーカーがあえてレコード棚からずれているのは、お客さんに集中してアナログレコードを選んでもらうため。 その分、購入後はバーカウンターで飲みながら、DJの音楽にゆっくりと耳を傾けられる。 そんな一連の流れが店内に出来上がっているところにも、店主の心意気と空間づくりへのこだわりが感じられる。
メインスピーカーはTannoyのImpulse。 80〜90年代のスピーカーで、ジャズやクラシックなどの繊細な音をつくるのが得意なイギリスのメーカーだ。 全ジャンル鳴らせるように設計された機種ということで、DJがいろいろなジャンルをかけられるようにという心遣いが伺えるが、これも機材オタクの常連さんから「曽田さんならこのスピーカー気に入ると思うな」と提案いただいたモノだそうだ。
ミキサーはMasterSoundsのフラグシップモデルにあたるロータリーミキサーRADIUS 4Vで、こちらもイギリス製。 イベントで訪れるDJがそれぞれミキサーを持ち込むので、いろいろな音を聴き比べた結果、この機種に落ち着いたという。
この店のサウンドシステムをアップデートしてきた経緯からも伝わってくるが、OUT RECORDの在り方として曽田さんが大事にしているのは、いいモノを共有しながらも、一方通行ではないコミュニケーションを図ること。 それは店をやる楽しみでもあるが、DJとしての在り方とも共通する部分のようだ。
と言うのも、先日DJとして招かれた広島県で地元民が連れていってくれた名店では、宮崎県出身の店主が「飫肥杉(おびすぎ)」という芋焼酎を飲ませてくれたそうで、その影響で自身の店でもメニューに加えたのだという。 ローカリズムという話はここ数年語られることが多いが、どんなルーツにせよ、その人が気に入っているモノを紹介してくれたという事実と、その場所にたどり着いた経緯が大事なのであって、それによってローカルを阻害することはないし、むしろ、偶然出会ったモノとの繋がりがカッコ良さを生むとさえ思えるのだ。
アナログレコードも同じで、インターネットで購入するよりも、たどり着いた場所でその空間をつくっている店主のレビューや話を聞いて買うのとでは、所有する意味も変わってくる。 前述のレコードの買い付けもそうだが、ニッチな音楽でも繋がることで世界が拓け、音楽が思いがけない出会いや新たな場所へと導いてくれる。 その感覚を同じようにもっている人同士が繋がり、ネットワークが形成されていく。 これこそが旅の醍醐味のように思う。
いまのアナログレコードにおけるムーブメントも、特に20代前半は進化によって奪われた感覚を取り戻す野生本能のようなものをもっていると感じるし、進化の過程で失われた感覚を解き放つ力、野生の本能としての反動みたいなものがレコードにはあるのかもしれない。 その力を行動に替え、人との接点が増えることで新たな出会いが生まれていく。 マイノリティだからこそ、その姿勢や共通点を見つけやすいのかもしれない。
ちなみに、屋号の「OUT」の意味について聞いたところ、バナナレコードをアウトしたからという返事が返ってきた(笑)。 ただ、Recordに “s” をつけなかったのは、バナナレコードへのリスペクトの表れだったようだ。 決して王道ではないけれど、その分マニアックな仲間たちとともに追求した空間は、人びとをこの場所へ向かわせるには十分な魅力に溢れていた。
「どうしてもブラジルが入っちゃうんだよね」と照れながらも、最後に曽田さんに5枚だけオススメのアナログレコードをピックアップいただいたので紹介したい。
(左から右)
アントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureiro)『SO』
ロベルト・カッチャパーリア(Roberto Cacciapaglia)『SEI NOTE IN LOGICA』
アルトゥール・ヴェロカイ(Arthur Verocai)『S.T.』
マイルドライフ(Mildlife)『CHORUS』
トラッシュキャン・シナトラズ(Trashcan Sinatras)『A HAPPY POCKET』
「やっぱり音楽なので、言葉じゃない部分で伝わるのが面白いと思っていて。 だからお店を直接訪れてもらいたいんですよね」と曽田さんが放った言葉のように、個人がつくり上げた質量の詰まった空間には、そこでしか感じられないモノがある。
今回訪れたどの店舗にも共通していたのは、一方的ではない関係性が相互のコミュニケーションを生み、魅力的な空間を成立させていたこと。 それが店に足を運ぶことの意味を教えてくれたような気がする。
次は音楽がどんな場所へと連れ出してくれるのか。 心身ともにご馳走となるアナログレコード体験を求め、アナログレコードの旅はこれからも続いていく。
hair & music parlour FAM
〒464-0073 愛知県名古屋市千種区高見1丁目12−10
052-734-4775
hairandmusic@parlour-fam.com
OPEN:10:00~20:00
Paradise Nature wine&vinyl
451-0042 愛知県名古屋市西区那古野1-15-18 那古野ビル南館114号
052-462-8454
OPEN:15:00~24:00(金土:15:00〜25:00、定休日:月)
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OPEN:18:00〜24:00(日:16:00、17:00 or 18:00〜24:00、定休日:月〜木)
Photos:Shintaro Yoshimatsu
Words & Edit:Jun Kuramoto(WATARIGARASU)