2020年のアカデミー賞撮影賞ノミネートほか世界中の映画賞を席巻した傑作『ライトハウス』が、7月に日本公開を迎える。本作は、『ムーンライト』『ミッドサマー』など次々に斬新で良質な作品を生み出し続け、今最も勢いのある制作・配給会社A24が製作。劇伴を担当するのは、『キューブ』(1997)や『ウィッチ』(2015)などホラー作品を代表作に持つカナダ出身の映画音楽作曲家、マーク・コーヴェン(Mark Korven)だ。
A24製作、ロバート・パティンソン&ウィレム・デフォーのW主演で描く“2人の灯台守”の物語
謎めいた孤島にやって来た“2人の灯台守”たちが外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていくー人間の極限状態を恐ろしくも美しい映像で描いた本作。北米ではA24の配給で公開され、わずか8スクリーンでスタートしたミニシアター系の映画としては異例の興行収入1,000万ドル以上の大ヒットを記録した。
長らく日本での公開も待たれていた本作の監督を務めるのは、長編デビュー作『ウィッチ』がサンダンス映画祭で圧倒的高評価を受け、一躍スター監督へと躍進したハリウッド屈指の才能、ロバート・エガース。そして、少しずつ狂気の世界に足を踏み入れていく2人の灯台守を演じるのは“新バットマン”にも抜擢され、2020年に公開し大ヒットしたクリストファー・ノーラン監督『TENET テネット』で人気が爆発したロバート・パティンソンと、言わずとしれた世界の名優ウィレム・デフォーだ。実力と人気を兼ね備えた2大スターがW主演を務めている。
劇伴を手がけたマーク・コーヴェンと監督のロバート・エガースがタッグを組むのは『ウィッチ』以来のこと。とびっきり不穏な映画音楽も楽しめること間違いなしだ。