テレワーク導入企業が増えてきた昨今「明日から会議はリモートで。」と言われる機会も増えています。しかし、オフィスにおいて複数人のPCでリモート会議を行うには、マイクとスピーカーをそれぞれ用意しなければなりません。そこで活躍するのが、マイクとスピーカーが一体型になったスピーカーフォンです。その他の機材を用意しなくてもたった1台で、複数人のハンズフリー通話を実現してくれます。
今回は便利なスピーカーフォンの特徴やヘッドセットとの違い、おすすめモデルをご紹介します。
スピーカーフォンとは
スピーカーフォンとは、スピーカーとマイクが一つになった機器です。音声の入力・出力をどちらも行えるため、スピーカーフォンが1台で音声通話ができるというメリットがあります。また、手にマイクを持つ必要がなく、ハンズフリーで通話できるのも魅力です。
皆さんの中には、お使いのパソコンやタブレットにスピーカーとマイクが内蔵されているという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、専用のオーディオ機器であるスピーカーフォンと比較すると、その音質や機能にはやはり限界があります。また、複数人での会議においても、話し手が変わるたびに、PCのマイクON/OFFを都度切り替える必要もないため便利です。
総じて、Web会議や通話を頻繁に行う場合には、スピーカーフォンを用意するのがおすすめです。
スピーカーフォンとヘッドセットの違い
スピーカーフォンと同じ用途の機器として挙げられるのが、ヘッドセットです。1台で音声の入力・出力ができ、ハンズフリーで通話を行えるという点が共通しています。
基本的な用途は同じですが、スピーカーフォンとヘッドセットにはそれぞれ異なった特徴やメリットがあります。以下で詳細を確認していきましょう。
スピーカーフォンの特徴
装着する必要がない
スピーカーフォンはヘッドセットと違い、身体に装着する必要がありません。長時間使っても疲れづらいのは大きなメリットと言えるでしょう。
複数人で同時に会議へ参加できる
マイクの指向性（どの方向からの音を拾うか）にもよりますが、ヘッドセットの場合には装着している本人の声のみを拾うケースが多くあります。反面スピーカーフォンでは、複数人の声を同時に拾えるのが特徴です。一般的な全指向性のマイクでありがちなノイズの問題も、多くのスピーカーフォンでは解決されています。また、周りにいる人が相手からの声を同時に聴ける点もスピーカーフォンの強みと言えるでしょう。
例えば本社と支社、それぞれのオフィスで複数人が参加してWeb会議をする……といったケースでは、スピーカーフォンを使うのが向いていると考えられます。各会場に1台スピーカーフォンを用意するだけで、全員が会議に参加できます。
ヘッドセットの特徴
遮音性が高い
ヘッドホン（イヤホン）とスピーカーを比較したときと同様に、ヘッドセットはスピーカーフォンに比べて周りの音をシャットアウトする性能に優れています。集中して会議に臨める点は、ヘッドセットならではのメリットです。
ワイヤレスモデルなら装着した状態で動き回れる
スピーカーフォンの中にはワイヤレス接続が可能なモデルもありますが、基本的にはデスクに置いたまま使うのが一般的です。
一方ヘッドセットでは、会議に参加しながら好きなときに席を立てるという強みがあります。特にお子さんがいる状態でテレワークをする場合には、大きなメリットになるでしょう。
オーディオテクニカのおすすめスピーカーフォン
今回はおすすめのスピーカーフォンとして、オーディオテクニカの「AT-CSP5」をご紹介します。
利用シーンに応じた接続方法
「AT-CSP5」はUSBでの有線/Bluetoothでのワイヤレスの両方で接続が可能です。仕事ではパソコン、プライベートではスマートフォンに接続……など、利用シーンに応じてさまざまな使い方ができます。
4基のマイクで360度からの音をカバー
本体には4基のマイクが内蔵されており、推奨最大6人まで同時に通話へ参加できます。話している人の位置を自動で検知する機能も完備しているため、特殊な設定などは不要です。
ノイズリダクション機能、エコーキャンセラー完備
環境音などの雑音をカットするノイズリダクション機能に加えて、スピーカーから出た音をマイクが拾うことによるエコーを防止する「エコーキャンセラー」も完備。通話相手に自然でクリアな音を届けられます。
まとめ
快適なWeb会議や通話を実現してくれるスピーカーフォン。テレワークが一般的なものになってきた今、ぜひ1台用意しておきたいオーディオ機器です。リモート会議や通話で使わない時は、外部スピーカーとして利用できる点もおすすめです。
皆さんもぜひこの機会に、ご自宅のデスクにスピーカーフォンを導入されてみてはいかがでしょうか。