近年人気が再燃しているレコードプレーヤー。そっと針を落とし、クルクルと回るレコードから流れてくる音は、柔らかく、深く、温かく、癒やしにもなると注目されています。
今回はオーディオテクニカの機種のうち、この夏から秋にかけて多くの方に選ばれたレコードプレーヤーをランキング形式(※)でご紹介します。レコードのある生活を始めてみたいけれど、どれを選べば良いかわからないという方、よりレコードを楽しむために買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
※2022年8月~10月の販売台数に基づく
第5位:原音再生を追求できる「AT-LP7」
Hi-Fiクラスの「AT-LP7」は、どのメーカーのヘッドシェルも装着可能な規格のJ字型ユニバーサル式トーンアームを採用しており、カートリッジ(レコード針)を交換することで、さまざまな音を楽しめます。トーンアームの根元には高さ調節機能があり、ターンテーブルシートやレコードの厚みに関わらず、水平に針を落とすことができるため、より正確にレコードの音を抽出できます。今回のランキングでご紹介する他のレコードプレーヤーと比べ、より細かい設定ができるため、原音再生を追求できる設計が施されているのです。
また、本体にはポリオキシメチレン(POM)という非常に重い素材を使用することで、安定した回転をキープし、制振性にも優れています。こうしたこだわりにより、原音再生を追求している本製品。Bluetoothによるワイヤレス接続には対応していませんが、スピーカーで楽しみたい方に、2台目以降のステップアップモデルとして選ばれています。
第4位:手軽にアップグレードが可能な「AT-LP3XBT」
レコードプレーヤーは初めてだけど、音にこだわりたい、今後こだわっていくことを見据えてものを選びたいという方にオススメなのが「AT-LP3XBT」です。その秘密は複数の針交換に対応しているところ。「AT-VM95」シリーズのカートリッジと互換性があるため、本体を買い替えなくても、針交換するだけで手軽にアップグレードすることができます。
そして、レコードプレーヤーが初めての方にもうれしい機能が。それがフルオート再生。CDを再生するかのようにスタートボタンを押すと、自動的にトーンアームが移動して針を落としてくれます。レコードプレーヤー初心者に「操作が難しい、怖い」印象を与える、針を落としたり戻したりする動作。それをボタン一つで行うことができるので、気軽に音楽を楽しめます。
また、本製品はBluetooth接続に対応。レコードと普段お使いのワイヤレスピーカーやワイヤレスヘッドホンがあれば、すぐに音を楽しむことができます。ワイヤレス対応だと電源以外のコードがないため、見た目がスッキリすることも魅力の一つです。
第3位:最もリーズナブルに始められる「AT-LP60XBT GBK」
これからレコードのある生活を始めたい方への入門機として特に人気なのが「AT-LP60XBT GBK」です。フルオート再生に対応しており、今回ご紹介する機器の中では最もリーズナブルにレコードのある生活を始めることができます。とはいえ、気軽に音楽を楽しむことができるよう、Bluetooth接続に対応するなど機能はバッチリ。
さらに、音質にも手を抜くことはありません。プラッター(レコードを載せて回転する部分)の素材にはアルミニウム合金ダイキャストを採用しており、クリアな音を再生できます。比較的小型でスペースを取らないので、まずは手軽に1台、レコードプレーヤーを導入したい方に選ばれています。
第2位:おしゃれにレコードを楽しめる「AT-LPW50BT RW」
レコードプレーヤーはブラックが一般的ですが、「AT-LPW50BT RW」はお部屋のインテリアにもよく合う木製のキャビネットが一番の特長です。おしゃれにレコードを楽しむだけでなく、音にもこだわりたい方にオススメ。女性にもよく選ばれています。リビングなどの生活空間になじみやすい木製の本体は、不要な振動を抑える効果も発揮します。
もちろん音質にもこだわっており、4位の「AT-LP3XBT」よりもワンランク上のカートリッジが付属。こちらも「AT-VM95」シリーズのカートリッジと互換性があり、針交換するだけで手軽にアップグレードすることができるため、初めての1台としても、2台目としてもオススメです。Bluetooth接続にも対応しており、手軽でおしゃれにレコードを楽しめます。
第1位:高い利便性で欧米でも人気の「AT-LP120XBT-USB」
2003年以降、全世界累計約100万台を販売しているシリーズ。デザイン・機能ともに一新された2019年の最新モデルが「AT-LP120XBT-USB」です。欧米で人気の本製品ですが、2022年7月の日本販売開始以降、国内でも多くの方に選ばれ1位に輝きました。
Bluetooth接続はもちろん、USB出力やアナログ出力にも対応しており、高い利便性が特長です。初めての1台としても、2台目としてもオススメです。
USB接続に対応しているため、レコードの音源をデジタルデータに変換することが可能で、お気に入りの音楽をお手持ちのデバイスに入れて気軽に持ち運ぶことができます。その多機能性とDJスタイルのデザインは特に男性からの支持を集め、公式オンラインストアの限定品ながら販売開始後に即完売になるほどの人気でした。
まとめ
一言でレコードプレーヤーといっても、機種によって機能や個性はさまざまです。実際にどんなシチュエーションで、どんな音楽を楽しみたいのか、イメージしてみてください。そして今回のランキングを参考にして、あなたらしいレコードライフをお楽しみください。