レコードクリーナーは、日常的にレコードを聴くのであればぜひ持っておきたいアクセサリーです。こまめなメンテナンスをすることで、お気に入りの1枚をいつまでも変わらない音質で楽しむことができます。
今回は、日々のレコードクリーニングに最適なレコードクリーナーをご紹介します。用途別のおすすめを掲載していますので、これからクリーナーを揃えようとお考えの方はぜひご覧ください。
レコードクリーナーとは
レコードクリーナーとは、読んで字のごとく、レコード専用に作られたクリーニング用品のことです。
レコードは物理的に情報が記録されていることから、ごく小さな不純物が付着しているだけでも、再生するときにノイズが生まれてしまう可能性があります。そのため、大切なレコードをいつまでも同じ音質で楽しむためには、クリーニングでコンディションを維持することが重要です。
そして、クリーニングの際に心強い味方になってくれるのが、レコードクリーナーなのです。
レコードクリーニングのタイミング
レコードのメンテナンスでは、質はもちろん量も大切です。聴く機会の少ないレコードも、定期的にジャケットから出してクリーニングすることをおすすめします。
そして、レコードの盤面に目立つ汚れがついている場合には、湿式クリーナーを使いましょう。レコードを聴く前の簡単なクリーニングでは乾式(乾拭き)で不純物を取り除き、ホコリや汚れをしっかり落として保管する際には湿式……というイメージです。
また、レコード針のクリーニングも忘れないようにしたいところ。針先に付着した汚れも、ノイズの発生につながります。こちらも定期的に、クリーナーなどを使ってケアしてあげましょう。
レコードクリーニングを行うタイミングは、「レコードを聴く前」「保管する前」と覚えておいてください。
以下では、それぞれのシーンに最適なレコードクリーナーをご紹介します。
乾式も湿式もこれ一台!レコード盤の専用クリーナー
初めてレコードクリーニングをしようとお考えの方には、乾式・湿式の両方に対応した「AT6012a」がうってつけ。
一台で二役をこなせるのがうれしいポイントです。
同じく乾式・湿両のクリーナーとして、「AT6018a」もおすすめです。
こちらは汚れを拭き取る面に方向性ベルベットを採用しており、効果的にクリーニングできるという特徴があります。
針先のケアも忘れずに。粘着式針先クリーナー
針先のケアには、「AT617a」をどうぞ。
粘着性のあるゲルに針先をあてるだけで、付着した不純物を簡単に取り除くことができます。また、吸い付けた不純物が気になるときは、ゲルの水洗いもOK。もともと高い持続性のある粘着力は、水洗いするたびに復活します。
厄介な静電気には帯電防止スプレー
静電気は、レコード盤をクリーニングするときの大敵です。せっかくクリーニングをしても、静電気によって不純物が再度吸い付けられてしまいます。
静電気にお困りの場合には、レコード用の静電気除去スプレーを使うのが有効です。例えば「AT6086」なら、スプレーを吹きかけて乾式クリーナーで拭き取るだけで、厄介な静電気を抑えることができます。