レコードプレーヤーはデザイン性に優れている機種も多く、レコードを聴くのはもちろん、プレーヤーを選ぶこと自体もひとつの楽しみです。しかし一口に「レコードプレーヤー」と言っても、周辺機器も含めて意外とたくさんの種類があるもの。初心者にとっては、どれを選べばいいのか迷ってしまうことも少なくありません。

そこで今回は、レコードプレーヤーを選ぶポイントを3つに分けてご説明します。

初めてのレコードプレーヤーにはフォノイコライザー内蔵モデルがうってつけ

選び方のポイント1つ目は、フォノイコライザーが内蔵されているかどうかです。

アナログレコードは音が加工された状態で録音されており、ただ読み取っただけでは曲を聴くことができません。ご存知のとおり、レコードは物理的に溝(音溝)を刻むことで音を記録しています。しかし、音をそのままの状態で刻むと、低音のときは溝が大きく、逆に高音のときは小さくなりすぎてしまいます。そこで、本来の音から低音を減衰・高音を強調して記録しているのです。そのため、レコードを聴くときにはレコードプレーヤーの他にも、加工された音を復元する「フォノイコライザー」という機器が必要です。

フォノイコライザー

初めてのレコードプレーヤーには、このフォノイコライザーが内蔵されているモデルがおすすめ。なお、フォノイコライザーがついたコンポやアンプを使うという方法もあるものの、最近では見つけるのが難しいのが実情です。その点、フォノイコライザー内蔵のプレーヤーであれば、専門的な知識や複雑なセットアップが不要で、お手軽にレコードをお楽しみいただけます。

また、フォノイコライザー内蔵モデルの中には、別途外付けのフォノイコライザーを使えるモデルも。「もっと本格的にレコードを楽しみたい!」と思ったときに外付けのフォノイコライザーを用意して、音質にこだわることができるのが魅力です。

音の違いを楽しみたい方はユニバーサルアームのモデルで本格的なレコード体験を

選び方のポイント2つ目は、トーンアームのタイプです。

レコードプレーヤーは、レコード針をレコードの溝に沿わせて信号(記録・情報)を読み取ります。そして、レコード針を含む、情報を電気信号に変換する読み取り部分を「カートリッジ」、レコードの音溝を正確にトレースするため、カートリッジのバランスを保持し、針に一定の圧力(針圧)をかけるための装置を「トーンアーム」と呼びます。

トーンアーム

セットアップにまでこだわって音楽を聴きたい方には、このトーンアームが「ユニバーサルアーム」のプレーヤーがおすすめです。カートリッジはトーンアームの先端に付いているヘッドシェルと呼ばれる部分に取り付けます。ユニバーサルアームはヘッドシェルを自由に付け替えられるため、カートリッジの交換が容易なのが特徴です。

スピーカーやアンプ、前述したフォノイコライザーはもちろん、使うカートリッジによってもレコードの音は大きく変わるもの。ユニバーサルアームのモデルはカートリッジとヘッドシェルのセットを複数用意しておけば、手軽に自分好みのセットアップでレコードを聴くことができます。

ちなみに、ヘッドシェルと一体になっているトーンアームは「インテグレーテッドアーム」と呼びます。

Bluetooth対応のモデルならお手持ちのスピーカー・ヘッドホンを使える!

選び方のポイント3つ目は、Bluetooth対応かどうかです。

お気に入りのBluetoothスピーカー・ヘッドホンがある方には、Bluetooth接続に対応しているモデルがおすすめ。レコードプレーヤーにレコードをセットし、本体とデバイスをペアリングすれば準備は完了。あとは再生ボタンを押すだけで、高音質の音楽をワイヤレスでお手軽にお楽しみいただけます。

AT-LP60XBT_GBK

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まとめ

初めてのレコードプレーヤーを選ぶときには、総じて「手軽に使えるか」を重視するのがおすすめです。まずはヘッドホンやスピーカーなどお手持ちの機材にあわせた1台を手に入れて、手軽にレコード鑑賞に触れてみてはいかがでしょうか。

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