2024年12月、青山の演能団体 銕仙会が持つ能楽研究所の能楽堂にてロサンゼルスのビートメイカー/プロデューサー フォテー(Photay)のライブが行われた。影向の松を背にした舞台の中央には、ラップトップとキーボード、コントローラー類。伝統文化とテクノロジーが交わるユニークな光景は、彼の折衷的な音楽性をそのまま表しているようでもあった。

彼のエレクトロニックミュージックが持つ際立った響きはどこからくるのか。彼の作品と豊かな素養を紐解けば、西アフリカのリズムやオリエンタルなメロディーラインをごく自然なかたちで取り入れてきたこと、構築的な作曲だけでなく、アンビエントやフリーインプロビゼーションのような不確実性を含んだアプローチに積極的に取り組んできたことが見えてくる。驚異的なのは、同居させることすら困難なそれらの多彩な要素を、まるで一筆書きのようなシンプルさで仕上げてしまうその力量だ。

2024年に発表したソロ作品『Windswept』は、そうした多様な音楽性をミニマルにまとめ上げる彼のセンスが最大限に発揮されたアルバムだ。能楽堂での特別なセットを終えた彼に、同作の制作過程や西洋と非西洋的な価値観の交差、そして彼のキャリアに大きな影響を与えたロサンゼルスの音楽コミュニティについて話を聞いた。

※この記事の取材は2024年12月上旬に行われたものです。Always Listeningは、2025年1月の大規模山火事で打撃を受けたロサンゼルスの音楽コミュニティーの1日も早い復興を願っています。

WINDというパッチからは人間がコントロールしきれない音が出るんだ

今回のアジアツアーの日本公演は白金台のレストランLIKEと、青山の能楽堂という、どちらもユニークな会場を使って開催されました。いずれも観客は着席スタイルでしたが、ライブをしてみていかがでしたか?

能楽堂は音に対するリスペクトが感じられる空間だったね。僕はいつもその空間の雰囲気や特性を意識してライブのセットを組むのだけれど、能楽堂で演奏するのは初めてだったし、ああいった歴史のある空間で演奏する機会はめったにないから、それ相応の準備をして臨んだよ。昨日演奏したLIKEは、サウンドシステムがとてもハイファイだったからよりビートのあるセットを演奏した。いつもライブのためのセッティングを組む時は、とにかく音のテクスチャーを大事にしているよ。

能楽堂の雰囲気に合わせてアンビエントなアプローチの演奏になるかと思っていたのですが、そうではなく最新作の『Windswept』の楽曲または初期の作品のような、ビートとシンセサイザーで組み上げられたライブでした。

そう、自分でも意外だよ(笑)。アンビエントなライブでいこうかとも思ったのだけど、『An Offering』『More Offering』のツアーでそういうアプローチはたくさんやったからね。『Wind Swept』を出してからは、この作品の楽曲を使ってその都度最適なライブをするようにしているんだ。僕のマインドもアンビエントではない方向にスイッチしていたしね。



あなたのツアースケジュールを見ていると、クラブ以外の会場で演奏する機会が多いみたいですね。

昔はクラブでやることが多かったけど、最近は野外やライブハウス、ホールなどの環境でライブをやらせてもらう機会がどんどん増えてきているよ。ただ、座ってじっと音楽を聴いてもらうことも嬉しい反面、体を揺らして踊りながら聴いてもらいたいという気持ちも僕の中にあるから、今年はクラブとそれ以外の環境とが半々になるようにしたよ。

『Windswept』は「WIND」というシンセサイザー・パッチを作成したことが制作の起点になったとリリースには記載されていましたが、パッチが作られた経緯や「風」をテーマにした理由について教えてください。

ここ数年、僕はずっとProphetやBuchlaといったアナログ機材にこだわってきた。けれど、最近はもっとシンプルなセットを組みたいと思うようになって、ableton(DAWソフト)に入っているシンセを使うことに立ち返ったんだ。それが逆に解放的で新鮮な気持ちにさせてくれて、インスピレーションを生んでくれた。

WINDというパッチはマレットや鉄の音とホワイトノイズをミックスしたものなんだけど、良い意味で予測不能な音が出るシンセサイザーなんだ。何が影響してそういう音になるのかがわからない、人間がコントロールしきれないという意味で、風のような音だと思って、それが今回のアルバムのテーマになったんだ。ちょうど、このプロジェクトをスタートした時はニューヨークに住んでいて、すごく冷たくて強い風が吹いていたことも影響しているね。



そういった意味では、Buchlaのようなアナログのシンセサイザーもコントロールしきれない部分が魅力の機材とも言えますが、敢えてソフトシンセが最適だと判断したのはなぜでしょうか?

音楽制作において僕が一番に気をつけていることの1つは、ギア(機材)に意識がフォーカスし過ぎて、音楽そのものを見落としてしまわないようにすることなんだ。ギアには中毒性があって、それ自体に情熱を注いでしまう人も多いし、そこからインスピレーションを受けること自体は悪いことじゃないけど、僕は音楽そのものを、とりわけメロディーを大事にしたいんだ。そういうバランスの取り方を考えるなかで、ソフトウェアを使うべき場面というのを判断できるようになった結果だよ。

なるほど。『Windswept』の制作で使われた楽器について教えてもらえますか?

今回はHaken AudioのThe Continuum Fingerboardという、打鍵する指の強さや細かな動きに応じて音をコントロールできるキーボードを使っているよ。難しくてまだまだ練習が必要だけど、今回の制作で重要な役割を果たしている。あとは、僕の音楽的ルーツであるドラムセットだね。ほかにはKORG MS-20、minilogueなどを使ったよ。

カルロス・ニーニョ(Carlos Niño)やランダル・フィッシャー(Randal Fisher)との即興演奏の録音素材を使ってレイヤーを重ねたりもした。生の演奏データをクリーンなプロダクションに取り込んでミックスする感じが好きなんだ。

ロサンゼルスでのコラボレートを経て、原点に立ち戻る

あなたの近作は多くのミュージシャンがコラボレーターとして参加していましたが、今回はどうですか?

ウィル・エプステイン(Will Epstein)がソプラノサックスを吹いてくれているのと、ララージ(Laraaji)もほんの少しだけど参加してくれているよ。あとは、ギタリストのネイト・マーセロー(Nate Mercereau)*も。

今回はビジュアル面で色々なアーティストとコラボレートできたことが面白かったね。今までの作品は自分のポートレートを使ったりしていたんだけど、今回はアートワークをセリア・ホランダー(Celia Hollander)、MVをジョシュ・シャフナー(Josh Shaffner)というビジュアル・アーティストにやってもらったんだ。

ジョシュ・シャフナーがアニメーションを担当したMV

*ネイト・マーセロー:シーラEやジェニファー・ハドソン、ジェイZ、ショーン・メンデス、​​リオン・ブリッジズ、リゾらと共演してきた気鋭のギタリスト/プロデューサー。2024年にはカルロス・ニーニョらが参加した『Excellent Traveler』をリリース

セリア・ホランダーはこれまでに音楽面でもコラボレートしていますよね。

そう、彼女の音とビジュアルに対するセンスが好きなんだ。彼女は僕のパートナーでもある。

なるほど。あなたはアルバム『Waking Hours』以降、『An Offering』『More Offering』まで、カルロス・ニーニョらロサンゼルスのミュージシャンたちとコラボレーションしてきたわけですが、その経験はあなたにどんな学びをもたらし、今作にはどんな影響を与えていますか?

僕は元々ドラマーとしてバンドに所属して活動しはじめたのがキャリアのスタートだったんだけど、そのあとソロ作品を作りはじめてすごく刺激的なフェーズに入っていった。次第に、再びコラボレーションに対してオープンな意識になっていくなかで、カルロスたちとの即興のセッションを経験して、ミュージシャンとしての自信をつけることができたと思う。

それまではオープンなセッションに対して苦手意識があったというか、ビビっていた。彼らとのセッションによってアイデアが出てくるスピードも上がったし、正解のないすごく自由な演奏を純粋に楽しむなかで様々な発見があったよ。

そういう経験を経て、改めてソロ作品のあるべきかたちを考えていたんだ。ソロでやる音楽は当然、コラボレーションとは異なる方向性になるわけで、僕の場合はその2つの軸を持ってやっていくことが重要なのだと思う。カルロスたちとの時間があったからこそ、自分1人で作りたいサウンドのイメージが明確になったんだ。

『Windswept』はあなたのこれまでのソロ作品の要素がすべて入っているようでいて、すごくシンプルな質感に仕上がっていると思いました。

ありがとう。僕はこれからの長い人生を通じて地道に音楽をリリースしていきたいと思っているんだけど、最近は音に対して自分がオープンになっていっているように思うんだ。なにか、自分が円環のなかにいるというか、昔インスピレーションを感じた音に戻っている感覚がある。なので、『Windswept』は僕の1作目(『Photay』)に少し立ち戻るようなかんじもあった。僕のファンの一部はそういうサウンドに回帰することを待ち望んでいたんじゃないかという気もしていたしね(笑)。

加えて、多くのミュージシャンに共通する傾向かもしれないけれど、ミニマリズムに惹かれているんだと思う。アメリカや日本、アフリカなど色々な国の音楽を聞いてきた中で、要素が削ぎ落とされたシンプルな音楽を目指すようになってきている。

技術的な面では、WINDから出てくる音がとにかく圧倒的で、余計な要素を加えないようにしようという意識が働いて、良い意味で制限になったよ。フォー・テット(Four Tet)がインタビューで語っていたことが印象的に残っているんだけど、彼は曲によってはすごく少ないトラック数で制作しているんだ。それでも聴き手の心を掴む音楽になっていることに驚いたし、自分もそうありたいと思っている。



キャリアが円環的に進んでいるというお話は、細野晴臣さんも同様のことを書かれていました。彼の場合は、螺旋(らせん)という言葉を使っていて、同じところを回りながら、少しずつ上昇しているのだと。『Windswept』はファーストアルバムに立ち戻った作品ということでしたが、逆にファーストとは異なる部分や当時からアップデートされているのはどんな点でしょうか?

ファーストの頃と『Windswept』では僕の耳が変わったと思う。ミキシングのアプローチが全く違うんだ。例えば、ファーストも今回もヘヴィなドラムサウンドを使っているけれど、『Windswept』では強弱によるダイナミクスを強く意識してミックスしている。静かなパートと激しくするパートを恐れることなく配置できるようになったんだ。

螺旋的ということでは、感情面がそうかもしれない。僕の初期作品はユーモアや喜びといった要素を多く入れていたけれど、最近はシリアスな方向の探究をしていた。そこからさらに進んで、やはりポジティブな要素は必要だと思い始めたという点が、回帰の根底にはあると思う。『Windswept』では、ユーモアや喜びを表現しながら、同時に初期にはなかったようなダークな要素も臆することなく入れることができているんだ。例えば「Barely There」という曲は今までとは違ったテンションやマインドを表現したものになっていると思う。

確かに「Barely There」はあなたのこれまでの作品にはあまりなかった構成や響きを持った曲です。アンビエントな前半から後半にかけてドラマチックに展開していく、存在感のある曲です。

「Barely There」は、僕の従兄弟が聴かせてくれたアラン・ホールズワース(Allan Holdsworth)*の曲から影響されたんだ。従兄弟は音楽の聴き方が進んでいる人で、僕は彼が教えてくれる音楽の良さをいつも後になって理解するんだ。アラン・ホールズワースの曲はハーモニーが奇妙で、美しさのなかに落ち着かない響きのコードが挟まれていたりするんだ。従兄弟が言っていたのは、ポピュラー音楽のハーモニーやコードは狭いレンジのなかで作られているということ。「Barely There」はその指摘を受けての僕にとっての実験だったんだ。不協和音からスタートして、それをどう解決していくか。最終的には自分が持つ「心地よい領域」に引き込んでいくわけだけど。

ほかの曲の作り方はまたそれぞれ違って、ドラムが起点になっているものも多いし、「Global Wind Trade」という曲はパーカッシブなメロディーからシークエンスを作っていったり、さまざまだね。

*アラン・ホールズワース:イアン・カーズ・ニュークリアス、テンペスト、ソフト・マシーン、ゴング、U.K.などといったバンドに在籍したイギリスのギタリスト

Mexican Summerとの関係、ロサンゼルスのミュージシャンたちとの親交

『Windswept』は久々にMexican Summerからのリリースになりました。Mexican Summerは本当にジャンルレスにすばらしい才能が集まっているレーベルだと思うのですが、あなたにとってどんな存在ですか?

Mexican Summerについては自分が所属する前から知っていたんだけど、エレクトロニックな音楽をリリースするレーベルではないと思っていたので、彼らからアプローチをもらったときは少し驚いた記憶があるよ。

彼らはアーティストの制作ペースやスピードに対してほとんど口を出さず、辛抱強く待ってくれるんだ。僕にとってそれはすごくありがたいことで、一緒に仕事をし続けている一番の理由かもしれない。本来はエレクトロニックミュージック専門のレーベルにいるべきであろう僕がMexican Summerの多彩なアーティストたちのなかに混ぜてもらえていることは光栄だし、それ自体に良い影響があると思っているよ。Mexican Summerだけでなく、これまでリリースしてきたAstro NauticoやInternational Anthemもすばらしいレーベルだったよ。

カルロス・ニーニョとの共演以降、ロサンゼルスのミュージシャンたちとの交流が広がったかと思います。ロサンゼルスのジャズやエレクトロニックミュージックのシーンは本当にユニークだと思うのですが、あなたから見て、ロサンゼルスがそうした魅力的な音楽が生まれる場所になっている理由、背景はなんだと思いますか?

それについては僕もよく考えるんだ。まずは、ロサンゼルスという街の風景が大きく影響しているんじゃないかと思うんだ。街が自然に囲まれていて、海も砂漠もある。そういうユニークな地理的な特徴と、ニューヨークよりも広々していてスペースに余裕があること。ミュージシャンにとっては楽器や機材を置いたり気軽に演奏できる環境が大切だからね。

ロサンゼルスは広いので基本的には車移動になるんだけど、そのおかげで気が散りにくく、ミュージシャンにとって制作に集中しやすい環境なんだ。この広々とした空間感が、異なる精神状態や自由な創造性を生み出すのだと思う。あとは、カルロスの影響力は大きくて、ロサンゼルスのミュージシャンたちが積極的にコラボレーションやセッションに参加するようになる原動力となっていると思う。彼らのマインドはすごくオープンで、特にジャズサークルで感じることだけど、年齢などの属性による差別が全く無いんだ。年配のミュージシャンとセッションするときでも、彼らがエレクトロニックなサウンドに偏見を持つこともない。ロサンゼルス以外の土地ではそういうことに遠慮してしまう場合もあるんだけどね。


ドイツの「hhv mag」というウェブメディアで、「Photay picks 10 recent Vinyl Records」という記事を読みました。そこであなたは2位にSMLの『Small Medium Large』を挙げていましたが、SMLのメンバーもロサンゼルスのミュージシャンたちですよね。

そう。このアルバムの演奏は、SMLのメンバーがETAというロサンゼルスにあったヴェニューで行った即興演奏の録音なんだけど、僕もその場で演奏を聴いていたんだ。タイトでありながらルーズな部分もあるすごく良い演奏だったから、それが作品になって嬉しかったんだ。

SMLのメンバーのブッカー・スタードラム(Booker Stardrum)とジェレマイア・チュウ (Jeremiah Chiu)は友人で、特にブッカーとはコラボレーションもしてきたから、今後彼らとの音楽もリリースしたいと思っているよ。(同じくSMLのメンバーの)ジョシュ・ジョンソン(Josh Johnson)とは、ガーナのシロフォン奏者のSKカクラバ(SK Kakraba)とジョシュとのセッションで一緒になったことがあるよ。

英語圏のプロデュースワークを拒否したデビュー当時

先ほどの記事では、1位がUmeko Andoの「Upopo Sanke」でした。これを選んだ理由についても教えてください。

OKI*さんがレコメンドしていたのをきっかけに知ったレコードなんだけど、何年間もずっと繰り返し聴いていたんだ。なぜこんなに惹かれるのか自分でもわからないし、これがどんな音楽なのかを言葉で説明するのも難しいんだけど、温かみと生々しさがあることや、歌の反復や歌い方、ユニークなビブラートなど、アイヌ音楽については今後ももっと深く聴いていきたいと思っているよ。

最近、ムサフィリ・ザウォセ(Msafiri Zawose)というタンザニアの伝統楽器や歌を演奏するミュージシャンと共演したんだけど、彼の演奏からもUmeko Andoと通じる、西洋にはないフィーリングを感じたよ。

*OKI:樺太アイヌの弦楽器、トンコリ奏者としてOKI DUB AINU BANDなどで活動。OKI DUB AINU BANDではトンコリやアイヌの伝統歌「ウポポ」によるアイヌ伝統音楽をベースに、様々なジャンルを取り入れた音楽を制作

あなたは西洋的な音楽理論だけでなくクラブミュージックのレイヤー的な作曲、アフリカのリズム、即興演奏等々、色々な角度から音楽を学んできたと思います。それらの要素は、あなたのなかでどのように消化されているのでしょうか?

異なる要素や対極にあるものをまとめたり接続するのが好きなんだ。それらをつなぐためのコネクションは地理的なものであったり、音楽的なアプローチであったり様々あるわけだけど、時にそれをつくることはすごく困難な課題になることもある。

幸いなことに、僕は幼いころからリスナーとしても演奏者としても非西洋圏の音楽に触れることができた。そしてそこから受けた影響はすごく大きいものなんだ。例えば、ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)のReal World Recordsのシリーズ作品を両親が持っていたんだけど、それらを聴いていたことから受けた影響は大きい。ピーター・ガブリエルは自主スタジオをつくって世界中のミュージシャンの活動を紹介し、サポートしていたわけだけど、それはすばらしい業績だと思うよ。


ポピュラー音楽の世界は長らく西洋的な価値観が支配的で、昨今はそうした状況から脱するための動きも盛り上がってきています。あなたのセンスや価値観はそういった潮流のなかにもフィットするものなのではないかと思います。

そうだね、そういう潮流の行く先は僕も気になるし、見届けたいよ。

昔話になるけど、ファーストアルバムをリリースしたとき、いくつかのオファーをもらった。いずれもポップミュージックのプロデュースに関するオファーだったんだけど、すべて英語圏のプロジェクトだったんだ。僕はそれが疑問で、その違和感をきっかけに今後は英語以外の言葉で歌う人々とのコラボレーションをしていきたいという目標を持ったんだ。世界各国の音楽が好きだからこそ、オープンな価値観が浸透していったら良いと思っているよ。

最後に、いま計画しているプロジェクトや動き出しているセッションがあれば教えてもらえますか?

ソロの音源で未完成のものがあるのでそれを完成させたいね。あとはウィル・エプステインと野外でコラボレーションした演奏をまとめた作品や、Cibo Mattoの本田ゆかさんとコラボレーションした作品もすでに完成しているので、早くリリースしたいよ。ほかにも色々なプロジェクトがあるから、楽しみにしていて欲しい。

Photay


Photayはニューヨーク州ウッドストック出身のエヴァン・ショーンスタイン(Evan Shornstein)のソロ名義。9歳でエイフェックス・ツイン(Aphex Twin)に出会いインスピレーションを得たことで、ドラムやターンテーブル、作曲を学ぶ道を進む。2014年にAstro Nauticoからリリースした『Photay』でデビュー。2024年にMexican Summerから『Windswept』をリリース。
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Photos:Cosmo Yamaguchi
Words & Edit:Kunihiro Miki
Translate:Emi Aoki

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