ライブ配信をするうえで最初の壁となるのが、機材選びの問題です。特にマイクは種類が多く、いったいどれを選べばいいのか途方に暮れてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし一方で、マイクは手軽に動画のクオリティを高めてくれる心強い味方とも言えます。用途に合った最適な1本を選べば、それだけで配信にきれいな声を乗せることができるのです。

そこで今回は、ライブ配信に使うマイクを選ぶポイントや、おすすめのモデルをご紹介します。

スマホやパソコンに内蔵されたマイクはNG?

皆さんが普段使っているスマートフォンには、はじめからマイクが搭載されています。またパソコンに関しても、ノートパソコンなどではマイク内蔵のモデルが多くあります。そのため、「配信する機器にマイクが付いているなら、それでライブ配信をすればいいのでは?」と思われるかもしれません。

結論から言えば、答えはノーです。たしかに、クリアな音や環境音にこだわらなければ、内蔵されているマイクでもライブ配信は可能でしょう。しかし本格的に配信を始めるのであれば、音声のクオリティを一定以上に保つために、外付けのマイクを用意することをおすすめします。その理由は大きく分けて2つです。

まず1つ目の理由は、マイクの音質です。パソコンやスマートフォン内蔵のマイクは、“会話が聞き取れる程度の最低限の性能”しかありません。そのため、周りの雑音などがノイズとして混じりやすいのです。会社内でのリモート会議や、テレビのニュース内で使われているビデオ通話などの音声を思い出すとイメージがつかみやすいでしょう。また、パソコンの場合には内部のファンの音を拾うなど、そもそも構造的にノイズを避けられないケースもあります。

そして2つ目の理由は、マイクの指向性です。指向性とは、「マイクがどの方向から音をよく拾うか」を表した特性を指します。音質とも関連する部分ですが、内蔵のマイクはすべての方向から音を拾う全指向性(無指向性)であることが多く、不要な音まで拾ってしまいがちです。正面からの音をメインに拾う単一指向性の外付けマイクを用意すれば、自分の声だけをきれいに配信に乗せることができます。

接続方式は有線がおすすめ

Bluetoothをはじめとしたワイヤレスのマイクは、コードを気にせずに使えるのが魅力です。外出中に通話をする際などに、ワイヤレスのマイクやヘッドセットをお使いの方も多いのではないでしょうか。

しかしライブ配信においては、基本的には有線で接続するマイクを使うのがおすすめです。ワイヤレスのマイクはどうしても安定性に欠けることが多く、音が途切れたり遅延したりする恐れがあります。

ライブ配信の目的別、おすすめマイク2選

ゲーム実況、雑談……自分の声だけを届けたい場合には「AT2040」

ゲーム実況や雑談など、自分の声をクリアに届けたい場合には「AT2040」がおすすめです。

AT2040

ハイパーカーディオイドダイナミックマイクロホン

AT2040

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単一指向性よりもさらに指向性の高い「ハイパーカーディオイド特性」を採用しており、周囲の雑音をきれいにカットしてくれます。

また、マイクに伝わる振動を軽減するショックマウントや、吐息によるノイズを抑えるポップフィルターも搭載。自宅にいながら、スタジオ品質での音声を実現できるのが魅力です。

“歌ってみた”、弾き語り……より音質にこだわりたい場合には「AT2020」

いわゆる「歌ってみた」や弾き語りなどの音楽活動に使う場合には、音質に優れる「AT2020」がおすすめです。

AT2020

バックエレクトレット・コンデンサー・マイクロホン

AT2020

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低音域から高音域までをバランス良くカバーしているため、音楽のジャンルを問わず幅広く使えるという特徴があります。エントリークラスの価格帯ながら高い品質を誇り、抜群のコストパフォーマンスを持った1本です。

まとめ

今回の記事では、ライブ配信に使うマイクを選ぶポイントと、おすすめのマイクをご紹介しました。重要なのは以下の2つです。

・内蔵マイクはNG!外付けの配信用マイクを用意するのがベター
・接続方式は有線のものを選ぶのがおすすめ

ぜひ今回の記事を参考に、皆さんの相棒となる1本を見つけ出してみてください。

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