今、最も注目を集める映画製作スタジオであるA24とプランB。両社がタッグを組んで贈る最新作『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』が、本日10月9日(金)より全国で公開されている。両社のコラボレーションは、第89回アカデミー賞®作品賞受賞作『ムーンライト』以来となる。
2019年の第35回サンダンス映画祭では監督賞&審査員特別賞をダブル受賞し、数々の映画祭でノミネートされた話題作。アメリカ合衆国前大統領のバラク・オバマ氏も、2019年のお気に入りの映画のひとつとして本作を挙げている。
ジミー・フェイルズの実体験をジョー・タルボット監督が映画化。音楽はエミール・モセリが手がける
本作は、急速に変わっていくサンフランシスコを舞台に、主人公のジミーと親友のモントが共に心のよりどころを探し求め、理想とするコミュニティを復活させようともがく姿を描いている。
街の片隅に追いやられている彼らは、同世代のグループにも馴染めないが、お互いがお互いの存在を心の拠り所にし、絆を深めていく。
今回、そんなふたりの唯一無二の関係性を表現するべく、撮影中は役作りのために同居生活を行ったという。実名で主人公を演じたジミー・フェイルズは、当時について「一緒に暮らしたことで彼がどのように役作りをしているか、役者として何を考えているかを聞くことができたのは大きいよ。作品にどれだけ身を投じているのか、朝食に何を食べて、どんなルーティンを行っているかを知ることもできたんだ。2人の距離も縮まったしね。一緒にサンフランシスコを探索することで新しい発見もあったよ」と振り返っている。
監督はジョー・タルボット。ジミー・フェイルズは監督のジョー・タルボットと幼なじみであり、本作はジミー自身が経験した実体験をもとに製作された。そして、新進気鋭の作曲家エミール・モセリが音楽を担当。手掛けた曲が予告でも流れており、この印象的な音楽が物語をどのように彩るのかにも注目したい。
NY在住ライター佐久間裕美子氏は、本作について以下のようにコメントしている。
その他にも、各界の著名人が大絶賛し熱いコメントを寄せている本作。この秋、ぜひお見逃しなく。
10/9 公開『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』 本予告
『The Last Black Man in San Francisco』(Original Motion Picture Soundtrack)
INFORMATION
ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ
監督・脚本:ジョー・タルボット
共同脚本:ロブ・リチャート
原案:ジョー・タルボット、ジミー・フェイルズ
音楽:エミール・モセリ
出演:ジミー・フェイルズ、ジョナサン・メジャース、ロブ・モーガン、ダニー・グローヴァー
配給:ファントム・フィルム
提供:ファントム・フィルム/TC エンタテインメント
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【原題 The Last Black Man in San Francisco/2019 年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/120 分/PG12】
字幕翻訳:稲田嵯裕里