アナログの魅力を伝えるAudio-Technica発のグローバルプロジェクトAnalogue Foundationの新企画One hour mixtapeのローンチにあたり、Audio-TechnicaとFACE RECORDSが共同で、昨年12月にカセットテープの試聴体験ポップアップをFACE RECORDSの渋谷2店舗にて開催。
「カセットテープに馴染みのある世代からそうでない世代まで、幅広い層の方々に興味を持って頂きました。その中にはカセットテープコレクターも多く、なんと所持本数2万本という方も!」
と話すのはFACE RECORDSのPRで自身も国内外でDJとして活躍している佐取温子さん。
AL : カセットテープ、懐かしいですね。車で聞いたり、好きな人に作って渡したり、なんか色々と思い出します。
佐取さん(以下S) : はい、カセットを経験してきた世代の方は思い出も多く、来場者の方々からいろんなお話が聞けました。
「10代の頃まだストリーミングを聴く時代ではなかったので、ラジオで好きな曲が流れるとその部分だけを録音し、オリジナルのミックステープを作るのが楽しみでした」という方や、
「高校生の時に初めて行ったクラブで先着何名かにそのパーティーのオリジナルミックステープを配っていて、その時初めてミックステープという物の存在を知り、衝撃を受け、学校への行きはA面、帰りはB面、といった感じでウォークマンでヘビロテして通学していた記憶があります。そこからMIXへの憧れを抱きDJをはじめました」という方もいらっしゃいましたね。
中には「録音する時の再生ボタンと録音ボタンを一緒に押すスリルが堪らない」なんて声も、、笑。
カセットのジャケットに手書きで書き込みをしたり、カスタムすることで自由に自分のオリジナルの世界を作れるという魅力もあったようです。
AL : 来場者の方々の反応はどうでしたか?
S : 20代のカセット自体触ったことがないというお客様も多く、レトロな見た目から興味を持ったという方は、実際に初めて体験すると、「カセットならではの少しざらついた音質が心地よい」と話していました。また、「カセットデッキと合わせて部屋にあったら可愛い!」等インテリアのひとつとして好きだという意見もありましたね。
AL: 確かにお部屋にあったらインテリアとしても可愛いですね。
S : レコードもカセットも、目で見る楽しみや触った感覚、A面とB面をひっくり返す行為等プロセスを楽しむ感覚は共通してあるようにも感じました。
音楽を聴くというひとつの行為に対しての楽しみが聴く行為だけではなく、行為に伴う体験や感覚にあるところがアナログの魅力であり、それは世代が変わっても共通することだと思います。
Photos: Daigo Tochimaru
INFORMATION
FACE RECORDS MIYASHITA PARK
渋谷区神宮前6丁目20 MIYASHITA PARK 南街区3階
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年中無休 *年末年始などの不定休日はWEB上にてお知らせいたします。
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日本国内はもちろん、ニューヨークの支店からも集めたレコードや雑貨をセレクトしております。 レコードの他にも機材やオリジナルグッズなども豊富に展開し、レコードの魅力をより多くの方に広められればと思います。 –佐取