私たちの生活環境は変わり続けています。在宅勤務中の家族との会話、より頻繁になった宅配サービスへの応対などなど・・・。
その結果、一人で音楽に耳を傾ける時間はこれまで以上に減ったのではないでしょうか。
一方、音楽を聴く際に周囲の音が聴こえないと心配な方や、周囲の音が少し聴こえた方が集中しやすい、という方も多くいらっしゃいます。
そういった方に特にご紹介したいのが、耳穴をふさぐことなく音楽に没入し、快適な通話もできる世界初*1の「軟骨伝導」ワイヤレスヘッドホン「ATH-CC500BT」。
今回はそんな常識を覆すようなヘッドホン、「ATH-CC500BT」の魅力をご紹介します。
*1 民生機器において。2022年9月、株式会社CCHサウンド調べ。
オーディオメーカー生まれの軟骨伝導ヘッドホン
耳に音が伝わる聴覚経路には、「気導経路」と「骨導経路」の2種類が考えられていましたが、2004年に新たな第3の聴覚経路「軟骨伝導経路」*2が発見されました。
そして、その後の研究によりこの「軟骨伝導経路」が非常に効率よく音を伝えられることが判明しました。
60年オーディオと真剣に向きあってきた音にこだわるオーディオテクニカがこの「軟骨伝導経路」を利用し、音楽再生や通話を可能にした世界で初めてのワイヤレスヘッドホンが、本製品「ATH-CC500BT」になります。
機器を耳穴に入れないため耳が蒸れることがなく、衛生面においても従来型のヘッドホンより優れているのも特長です。
*2 軟骨伝導経路は、2004年に奈良県立医科大学 細井裕司教授(現学長)により発見。株式会社CCHサウンド社から、特許5932228、特許6022175 の通常実施権を得ています。また、本製品は難聴の方の聞こえの改善を目的とした製品(補聴器)ではありません。
「軟骨伝導」と従来の「骨伝導」の違い
従来の骨伝導ヘッドホンは頭蓋骨に直接振動を伝えるため、骨のある部位に装着が必要でした。また、強く圧迫する必要があるため、痛みが出やすい傾向が。
それに対して、本製品では耳の耳珠(じじゅ)と呼ばれる軟骨部に触れる程度の装着のため、効率良く音を伝達できます。頭部への圧迫感も減少しています。
ステレオ感に関しても、従来の骨伝導ヘッドホンと本製品の軟骨伝導では違いがあります。
従来の骨伝導ヘッドホンではステレオ音声が頭蓋骨の中でミックスされるため、左右の内耳に入る音情報に差が生じにくく、気導経路の音ほどのステレオ感は得られません。
しかし、本製品の軟骨伝導では左右の内耳に到達する音はそれぞれ別々になるため、気導経路の音と同様のステレオ感を得ることができます。
耳をふさがない構造でも高音質
独自開発のA.P.S.S*3を採用した振動ドライバー(PAT.P)により、外部振動による音質劣化を防ぎ、低音再生時の不快な振動を抑え、これまでの“ながら聴き”の概念を変えるワイドレンジな音を体感できます。
また、原音の再現性に優れたaptX HDをはじめ、高音質のaptXやAACなど幅広いコーデックに対応しているため、Androidのスマートフォンやタブレットをお使いの方はより高音質で音楽や動画を楽しむことが可能です。
さらに、オンライン会議や通話時はノイズリダクション機能として話し手の声のみを抽出し、相手にはその声のみをクリアに届ける高性能なintelliGo社の「AIノイズリダクション技術(AIVC)」を搭載しています。同技術はクリアな音声とさまざまな騒音データを5億件以上学習したAIチップにより、騒音の中から人の声を識別し、こちら側の声だけをクリアに伝えることができるため、どんな時にも快適なコミュニケーションを実現できます。
*3 Acoustic Pure Sound Stabilizer(アコーステック・ピュア・サウンド・スタビライザー)。外部振動によるノイズを低減し、軟骨伝導ヘッドホンでありながら、原音を忠実に再生することができる当社独自のメカニズムです。特許出願中。
“ながら聴き”でテレワークにもアウトドアにも
通勤・通学時に音楽などを聴く際にも耳穴をふさがないため、周囲の音やアナウンスを逃さずにコンテンツを楽しむことができます。また、ご自宅での急なインターホンや電化製品のタイマー音などの聞き漏らしもありません。
家族からの問いかけにもすぐに反応できるため、これまで以上に快適なコミュニケーションを実現します。
そして重さも約35gと、マスクや眼鏡と一緒に長時間着けたままでも疲れにくく、自然な装着感を実現。
耳にストレスなく掛けられる肌触りの良いシリコン素材を使用し、イヤーハンガーとバックバンドにはしなやかで軽量なチタニウムを使用したバンドを採用しています。
圧迫感や蒸れがないので耳が痛くなりにくく、確実に装着できるバックバンドスタイルのため、Web会議中にヘッドホンが外れて重要な話を聴き逃がす心配もありません。
複数台の機器登録が行えるマルチペアリング機能を搭載しており、iPhone やAndroid、PC やタブレットなど、よく使う機器と一度ペアリングしておけば、2回目以降のBluetooth 接続は簡単です。
また、JIS 保護等級 IPX4*4相当の防滴仕様のため、散歩やスポーツ、キャンプなどのアウトドアシーンでヘッドホンが濡れても大丈夫。水まわりの家事をする際にも安心して使用できます。
カラーはどんなファッションにもコーディネートしやすいブラック、ベージュの2種類から選ぶことができます。
*4 IPX4 相当とは、あらゆる方向からの水の飛沫を受けても有害な影響のないものです。お風呂などの高温多湿の場所では使用できません。完全防水ではありません。
いつでも、どこにいても“いい音”を
今回ご紹介させて頂いたワイヤレスヘッドホン「ATH-CC500BT」は、まさに生活に寄り添うような新しい形のヘッドホンと言えるでしょう。
これまであまり良いイメージのなかった“ながら聴き”という言葉ですが、そんな言葉の定義すら覆してしまうようなヘッドホンが登場した、という感想すら抱きました。
私たちの生活スタイルはここ数年で大きく変化しました。あなたの新しいライフスタイルの中にも、新しい“ながら聴き”の形を取り入れてみるのはいかがでしょうか?
Words:I・Shota