アナログレコードをはじめとする音楽体験が、デジタル全盛の時代にあらためて注目されている。そうした流れを受け、オーディオテクニカが「音楽のアナログ体験」をテーマに展開する新たなプログラム「analog〜naturally」がスタートした。
第一弾としてミラノデザインウィーク出展
「analog〜naturally」は、アナログならではの身体性や人間らしさに着目し、音楽体験の新たな可能性を発信していくプロジェクトだ。
第一弾の取り組みとして、イタリア・ミラノで開催される世界最大級のデザインイベント「ミラノデザインウィーク2025」に初出展。4月7日から13日まで、レコードを聴くことで得られる身体的感覚や、音楽が人の感性にどう作用するのかをテーマにしたインスタレーションを展開する。

オーディオテクニカは、アナログレコードをはじめとする音楽再生機器の開発・製造を通じ、創業以来「アナログ」という価値観を追求してきた。2022年には創業60周年を迎え、「もっと、アナログになっていく。」をブランドメッセージに掲げている。
近年、アナログレコード市場が世界的に拡大し、レコードプレーヤーやカートリッジなどアナログ再生機器にもあらためて関心が集まっている。針を落とし、盤を手に取り、音に耳を傾ける…そうした体験が、デジタルの便利さとは異なる「豊かさ」として求められている背景がある。

今回のプログラムでは、こうしたアナログ体験の価値をあらためて提示し、聴覚だけでなく身体や空間を含めた音楽体験の可能性を探る。
ミラノデザインウィークでは、プレスデーを含む会期中は誰でも体験できる場を設け、4月9日にはカクテルパーティーも予定されている。
2025年発売のアナログ新製品を初公開
「analog〜naturally」では今後、アナログ音楽体験を広げる新製品の開発も進めており、2025年内の発売を予定。ミラノデザインウィークでの展示を通じ、世界に先駆けてお披露目する。
また、プログラムのパートナーには、モデル・俳優・DJとして活躍する大平修蔵さんが参加。デジタルネイティブ世代の視点から、アナログの魅力を発信していく。

©スターレイプロダクション
ミラノデザインウィーク 2025
2025年4月7日〜13日
プレスデー:4月7日 15:00〜20:00
一般公開:4月8日〜13日 10:00〜20:00(最終日は18:00まで)
カクテルパーティー:4月9日 17:00〜20:00(誰でも参加可能)
会場:ROSSIGNOLI
住所:Corso Garibaldi, 71 Moscova, Milano
Words:Tom Tanaka