レコードやアナログって、流行ってるけど実際どうなの?そんな興味はあれども手が伸びない方々へ。 「円盤好子のアナログジャーニー」では、レコードの魅力をビギナー目線でお伝えしていきます。

第20回のテーマは「さぁ、視聴環境を作ろう!」です。 レコードのメンテナンス方法やプレーヤー選びのポイントなど基礎を学んできました。 ただ、いざ機材を買おう!と思っても世の中には多くの商品が溢れていて悩んでしまいます。 そんな悩みにアドバイスを…!困ったときはプロに相談です。

円盤好子とさぶろう先生のプロフィール

こんにちは、円盤好子です。 自分のお気に入りのレコードを聴くために、機材を買おう!と、意気込んでお店に行ったりネットで探したりするものの、何を基準にどう選ベばいいのか、イマイチわからない。 そんなときはオーディオのプロ、さぶろう先生に相談!先生が3つのプランに分けておすすめを紹介してくれます。

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みなさんこんにちは、今回はご自身の視聴環境構築のお話です。 オーディオ、そして、レコード再生を楽しむには多くの機材が必要になってきます。 しかしながらそれらは、色々な製品が市場に出回っており、どれを買えばよいか迷ってしまいますよね。 そこで今回は、私のオススメ機材をご紹介しますので参考にして頂ければ幸いです。

手軽なエントリープラン 〜Bluetoothでプレーヤーとスピーカーをカンタン接続〜

とにかくコストを抑えてレコード再生を始めたい。 そんな方にオススメなのが、Bluetooth接続に対応したプレーヤーです。 このジャンルはオーディオテクニカが得意とするプレーヤーですね。 音楽が楽しい音質やキュートなデザイン、そして、使わないときは片付けてしまっておけるサウンドバーガー『AT-SB727』がオススメです。 はじめて試聴した際、とにかくその素敵な音質に驚きました。

手軽なエントリープラン 〜Bluetoothでプレーヤーとスピーカーをカンタン接続〜

「AT-SB727はちょっと自分には予算オーバーかな」「再生はもっと手軽に楽しみたい」というかたは、フルオートの『AT-LP60XBT GBK』をおすすめします。 実は、自分が中学生の頃に初めて自分のお小遣いで買ったレコードプレーヤーがこれの前身モデルのフルオートプレーヤー(もちろん当時は有線モデルのみ)でした。 改良が重ねられたロングラン製品なので安心してオススメできます。

ちょっと贅沢プラン 〜アンプ内蔵のアクティブスピーカーで手軽に高音質を〜

ちょっと贅沢プラン 〜アンプ内蔵のアクティブスピーカーで手軽に高音質を〜

「せっかくレコードプレーヤーを買うならもう少しこだわってみたい!」そんな方にはもっと踏み込んだ本格派のプレーヤーをおすすめします。 オーディオテクニカ『AT-LP120XBT-USB』は、ダイレクトドライブというDJ用プレーヤーでおなじみの駆動方式によるもので、全世界累計約100万台を販売した大ヒット製品というのも納得の安定した音質を楽しむことができます。

音質は確保しながらも、落ち着いたデザインで室内をコーディネイトしたい方には、天然目の突板が楽しめるティアック「TN-350-SE」がオススメです。 付属のオーディオテクニカ製MMカートリッジ『AT100E』に最適化された、ルックス通りの豊かで美しい音質も魅力です。

これらのプレーヤーはスピーカーやアンプが別途が必要になりますが、アクティブスピーカーというタイプを組み合わせることをオススメします。 アクティブスピーカーは専用アンプを内蔵しており、プレーヤーから直接ケーブル接続するだけで完結するので手軽です。 とくに、ELAC「DCB41」は、BluetoothやUSB接続などは勿論、HDMI接続もできるので、TVの音をスピーカーで高音質に楽しめて多用途に使えます。
もう少し予算を抑えたい場合、そして、もっと小型のモデルが良い場合は、クリプトン「KS-11」を挙げます。 コンパクトながら、小型でシンプルなスピーカーならではの明快でスッキリとしたサウンドを堪能できます。

本格派入門プラン 〜プレーヤー、アンプ、スピーカー、それぞれにこだわろう〜

本格はサウンドをじっくりと楽しみたい人は、お値段は上がりますが、やはりセパレートの機器をおすすめします。 中核となるプレーヤーには滑らかなサウンドが心地良い英国ブランドのレガ「Planar3 mk2」を据え、スピーカーにはイタリアン・ハンドメイドの革張りが仕上げが美しい「LuminaⅠ」を、フォノイコライザーアンプ内蔵プリメインアンプとして流麗な音質のマランツ「NR1200」を組み合わせます。

これらは、いずれもサウンドだけでなく見た目にも特別な質感を備えており、アナログレコードでじっくりと音楽に向き合う時間を、より一層特別なものにしてくれること請け合いです。 上質なモノと音で過ごすひとときを堪能してください。

以上、私のおすすめプランをご紹介しました。 これらは勿論このまま組み合わせても良いですし、自由に組み合わせても良いと思います。 あなたの機材選びの一助になれば幸いです。

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さぶろう先生ありがとうございます!
私には “手軽なエントリープラン” が今の生活には合っているのかなと思いました。 部屋のスペース、それからすでに持っているスピーカーやイヤホンがBluetooth対応なので、手軽に接続できるタイプのプレーヤーだとベストですね。 個人的には省スペースながらデザインも好きなサウンドバーガーAT-SB727をインテリアとしても家に置きたいです。 そしてゆくゆくはもう少し広い部屋に引っ越して “ちょっと贅沢プラン” へ…。 そのためにもお仕事頑張ります!笑

では!

Supervision:Saburo Ubukata
Words:SUKIKO.E
Illustrator:Tatsuya Hirayama
Direction:May Mochizuki

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