レコードやアナログって、流行ってるけど実際どうなの？そんな興味はあれども手が伸びない方々へ。 「円盤好子のアナログジャーニー」では、レコードの魅力をビギナー目線でお伝えしていきます。
第12回のテーマは「MYレコードを買ってみる」。 皆さんは最初に買ったレコードにどんな思い出がありますか？好きなアーティストだった、ジャケットに惹かれて、フィーリングで、、レコードとの出会いは十人十色。 今回は、レコード屋さんでのマナーを学んだ円盤好子が初めてのMYレコードをゲットする様子を見守りましょう。
こんにちは、円盤好子です。 前回の「レコ屋に学ぶ、レコードを探すコツ」ではショップでのレコードの探し方についてをご紹介しました。
オーディオテクニカには会社が保管しているレコードはたくさんあるのですが、これまで「松さんのレコードBOXを探ってみる」や「思い出のCDをレコードで聴いてみる」の回でご紹介したように（読んでない人はぜひチェック！）、個人でMYレコードを会社に置いている先輩方も多く居ます。 そんなみんなの私物レコードBOXを見ながら「なんかかっこいいなあ」と思っていました。
私もいつか…とぼんやり考えていたある日。 いきつけのカフェでマスターといつものように音楽の話をしていたところ、ふとレコードの話に。 そしておもむろに棚の中から数枚のレコードを見せてくれました。 私の知らないレコードばかりでフォークから昭和歌謡まであり、もう数十年大事に持っているそうです。
若いころに買ったというレコードを今も手元に置いて、当時振り返って楽しそうに話すマスターのお話を聞いているうちに、私も今の好みや興味で自分のレコードを買ってみたいと思い始め…思い立ったが吉日。 レコードショップへMYレコードを探しに行ってきました！
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まずはふらっと店内を散策し、目についた場所からジャケットが気になるものを探していきます。 いわゆる「ジャケ買い」です！もちろんネットでもジャケットの写真からレコードを選んで買うことはできますが、お店に足を運んで自分の手で選ぶことによりそれがまたひとつの思い出となって、初めてのレコードにさらなる愛着が湧くと思いませんか？
そして選んだ1枚目、ジャケ買いしたのはこちらのレコードです。
ジャンルにこだわらず、目についたBOXの中で目に留まった1枚です。 表面中央に描かれている、人形なのか人なのかわからない絵の不思議な表情が気になりました。 全体の色合いとデザインが素敵だったので迷わずジャケ買いです！（肝心の中身はというと、仕事から帰ってゆっくりしたい時に聴きたくなるようなピアノの音が心地良いJAZZでした。 ）
2枚目はこちら。
こちらもジャケ買いです。 このレコードを選んだ理由は、ジャケットに大きく映っているギター。 バンドサウンドの中でもとりわけギターの音が好きな私は手に取らずにいられませんでした。
さっそく曲を聴いてみると、とてもさわやかで休日の朝から聴きたい心地良いメロディです。 ギターのサウンドはもちろんですが、他のパートも相まってずっと聴いていられる…そんな1枚です。 あとから先輩に聞いた話ですがこちらのアルバム、有名な作品だそうです。
最後はこちら、私の好きなアーティストです！
買う予定はなかったのですが…店内を見ていた時にちょうど目に入って、いつの間にか手に取っていたアース・ウインド & ファイアー。 いつか欲しいと思っていました。
一度だけSUMMER SONICでライブを見たことがあるのですが、やはりかっこいいですね。 アーティスト本人たちが1番楽しそうにパフォーマンスしているのが好きです。 レコードで聴くと、その楽しさが音に乗って聴こえてくる感覚です。 CDや配信音源の曲も聴いたことがありますが、また違うライブ感・臨場感が感じられる気がしました。 またゆっくり他のタイトルも探しに来たいと思います。
せっかくなので、1曲こちらをご紹介！踊りたくなる～！
今回のようにたまたま店内で見つけて購入…というような出会いは、実際にお店に足を運んだからこそのものです。 きっとこれもレコード探しの醍醐味のひとつですね。 ものによってはレア盤がたまたま入荷していた！なんてこともあるので、好きな人は目的がなくてもふらっと寄ってしまうというのも頷けます。
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私のMYレコード3選、いかがでしたか？初めて出会ったものから好きなアーティストのレコードまで、楽しんで探すことができました。 特にジャケ買いで初めて手にした『THE COMEDY』と『The Captain’s Journey』は、いつも聴くプレイリストとは違うテイストの曲を楽しむことができました。 これがジャケ買いの面白さか！と感じずにはいられません。 自分のお気に入りアーティストのレコードを買うのはもちろん、どんな曲かわからずに購入してそのレコードを楽しむのもあり！皆さんもぜひ、MYレコードを1つ探してみてください。
では！
Words & Photos：SUKIKO.E
Illustrator：Tatsuya Hirayama
Direction & Photos：May Mochizuki