レコードやアナログって、流行ってるけど実際どうなの?そんな興味はあれども手が伸びない方々へ。 「円盤好子のアナログジャーニー」では、レコードの魅力をビギナー目線でお伝えしていきます。
第9回のテーマは「ピクチャーレコード、カラーレコードって何?」。 レコードといえば黒い円盤のイメージがありますが、今回は少し変わったレコードについてお話していきます。
こんにちは、円盤好子です。 突然ですが、レコードがなぜ黒いのかご存知ですか? その理由は、表面に付いたホコリなどの汚れを見やすくしたり、硬度・強度を上げたりする目的から、カーボンという黒い素材が混ぜ込まれるからなんです。
詳しくはこちらの記事から – レコードの色はなんで黒?その理由や色による違いを解説
なので多くのレコード盤が黒色なのですが、中には写真やイラストがレコードに施された「ピクチャーレコード」や、カラフルな「カラーレコード」というおしゃれなレコードが存在するのです。
今回は、そんな黒以外のレコードについてご紹介します!
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まずはピクチャーレコード。 こちらのエマーソン・レイク・アンド・パーマー『Tarkus』 はRECORD STORE DAY*(コード・ストア・デイ)限定のピクチャーレコード盤なので、ジャケットもメインのデザインがしっかり見える仕様になっています。 通常版はピクチャーレコードではなく黒色で、このイラストはジャケットに描かれています。
*RECORD STORE DAYについてはこちらの記事から
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのアルバム『The Velvet Underground & Nico』のジャケットのバナナは、キャンベルスープ缶やマリリンモンローのポートレイト作品でも有名なアンディ・ウォーホルが手がけたもの。 他にもよく知られているものでは、ローリング・ストーンズのアルバム『Sticky Fingers』がありますね。
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続いて「カラーレコード」。 名前の通り様々な色がついたレコードです。 先に述べた通りレコードを作る過程で通常はカーボンを入れるのですが、そこに赤や黄色など顔料を入れて色付けすると鮮やかなレコードに仕上がります。 黒い盤にラベルというシンプルなレコードもいいですが、このようにカラーリングされたレコードは耳からだけでなく目でもレコードを楽しめるので素敵ですね。
オーディオテクニカのレコード倉庫内を捜索してみただけでもこんなに多くのカラーレコードが見つかりました!並べてみると、少し透明になっているものもありますね。 こういったカラー違いのレコードを集めて壁に飾ったりするのもおしゃれでいいかも。
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音を楽しむのはもちろんのこと、こういった遊び心のあるレコードでは目でも楽しめます! 最初にご紹介したエマーソン・レイク・アンド・パーマーのRECORD STORE DAY限定盤のように、数量限定のレコードもあるのでついついコレクションしたくなります…レコードの新たな楽しみ方を発見することができました。
レコードを再生する時以外も、部屋のインテリアとして活躍してくれそうなピクチャーレコードとカラーレコード。 デザイン重視で手に取ってみるのも新たな出会いがありそうです。 ぜひレコードショップで探してみてください。
では!
Words & Photos:SUKIKO.E
Illustrator:Tatsuya Hirayama
Direction:May.Mochizuki