11月18日・19日の2日間、東京・青山の国連大学前で開催中のアナログ・マーケット。 昨年に引き続き、レコードを中心に、骨董/アンティーク、古着、クラフト、アート、インテリア、フレグランス、観葉植物、魚、オーガニックフードなど、つくり手の魂のこもった衣・食・住、様々な「アナログなもの」をお楽しみいただけます。 その様子をいち早くお届け。
Deep Listening Roomで、リッチな音を楽しもう
今年のアナログ・マーケットでは、会場内に〈時間〉をテーマにした6つの視聴スペースが登場。 オーディオテクニカのさまざまなレコードプレーヤーとヘッドホンで音楽をお楽しみいただけます。
「Deep Listening Room」を彩るフラワーアレンジメントは、華道家の萩原亮大によるもの。 そして会場を包み込むのはフランス発のフレグランスブランドD’ORSEYの香り。 〈11:40〉や〈13:30〉など、出会いの時間と場所を想起させる映画のセットのようなイメージで作られたホームフレグランスが嗅覚を心地よく刺激します。
その香りのテーマに沿って仕切られたスペースを、Hand To Mouth 廣永尚彦、Chill Chill Michill エリオス、SNAKE TIME(Sampo inc.)がデザインしました。
それぞれの空間のテーマと、そこで視聴できるレコードをご紹介します。
21:30「ベッドの中」
The Isley Brothers『Between the Sheets』より、「Between the Sheets」
John Coltrane Quartet『Ballads』より、「Say It (Over and Over Again)」
23:15「誰にも見えないところ」
この空間に並ぶのは、俳優の鈴鹿央士がセレクトしたレコード。 アナログレコード好きの彼の選曲は?ぜひ会場でお楽しみください。
0:00「頂点で」
Miles Davis『Round About Midnight』より、「Round About Midnight」
矢沢永吉『I LOVE YOU, OK』より、「アイ・ラヴ・ユー, OK」
Sade『Stronger Than Pride』より、「Give It Up」
Slum Village『Fan-Tas-Tic, Vol.2』より、「2U 4U」
3:50「この前と同じところ」
Loose Ends『A Little Spice』より、「A Little Spice」
井上陽水『LION & PELICAN』より、「リバーサイド ホテル」
4:30「不意打ち」
D’Angelo『Voodoo』より、「Untitled (How Does It Feel)」
The Beatles『Abbey Road』より、「Something」
古物を使った独自の表現を追求するクリエイター、華道家、そしてフランスの老舗フレグランスメゾンらと創るディープリスニング空間は、ジャズの即興演奏のように各々の感性を自由にぶつけ合うことで生まれる特別なグルーヴで満たされています。
また、今年の8月に香港ハイエンドオーディオショーでデビューを飾ったオーディオテクニカの最上級クラスのヘッドホンアンプとヘッドホン『鳴神(NARUKAMI)』もご試聴いただけます。 五感を刺激する空間で、極上の音楽体験をお楽しみください。
中庭の鮮魚店で、“アナログ”な食を楽しもう
処理に⼿間ひまをかけたサステナブルシーフードを旬の野菜と共に「⿂屋の森さん」が本イベントのために、ブルース・ゴア漁法による全世界流通量僅か0.001%未満の「ホワイトキングサーモン」と、同じくブルース・ゴア漁法で獲れた「銀鮭」を特別に仕入れました。
アラスカ産ブルース・ゴア天然サーモン(銀鮭・ホワイトキングサーモン)は、⾝が傷つかないよう⼀本釣りで漁をし、船上で丁寧に活き締め、そのまま急速冷凍、⼀定期間内に⽔揚げを⾏うなど、処理・冷凍・輸送・保管まで徹底的にこだわった「⿂屋泣かせ」とも⾔われる究極の“アナログ”な⿂です。
その貴重な魚を2名のシェフ達が、ファーマーズマーケットの⼈気農家「Ome Farm」と「Green Basket Japan」のこだわりの野菜を使用して特別なメニューに仕上げ、数量限定でご提供します。
さらに、⿂と野菜を使った料理をより深く楽しんでいただくために、DJによるレコードプレイがお⽫に華を添えます。
蚤の市で、感性を刺激しよう
「アナログなもの」をテーマに、様々なジャンルのクリエイター、ブランド、レコードショップによるブースが出展されるほか、作家と触れ合いながら楽しめる「ものづくりワークショップ」などの体験コンテンツも登場。 お子様から大人まで、どなたでもお気軽にアナログなものと「出会え」、ご自身で「つくれる」会場となっています。
毎週末に開催されているファーマーズマーケットも、通常通りオープンしています。 新鮮な食材を手に入れに、ディープリスニング空間を楽しみに、蚤の市で掘り出し物を探しに。 今週末は、ぜひ青山へ!
Words:May Mochizuki