最近音がマンネリ化していたら。手持ちの音源を、80年代のカセットテープサウンドにできるサウンドエミュレーターアプリで遊んでみよう。
音を変えて80年代にトリップしよう
「さあ、鏡を見て。いつの間にかあなたのヘアスタイルがウルフカット(80年代の流行ヘアスタイル)になってるかも」。そんな愉快なキャッチコピーで謳われているのが、サウンドエミュレーターアプリ「DAW Cassette」。ローファイヒップホップやカセットテープ・リバイバルなど、2010年代後半から再び盛り上がるローファイサウンドを、PCやスマートフォンから手軽に作り出せるアプリだ。
Mac、Windows、iOSでダウンロードができる本アプリは、GrageBandなどのDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)にプラグインして使用できる。お好みのDAWにプラグインしてアプリを起動させると、いくつかのモジュールが表示される。入力ゲイン、出力ゲイン、テープ/モーター/ヘッドクオリティ、カセットテープサウンドの種類の選択、ノイズの低減などがあるので自分でいじってみよう。
アプリ画面上のカセットテープのアイコンをタップすると、カセットのサウンドになる設定のプリセットを選択できる。「ハイフィデリティ」「フリースタイル」など複数からスタイルを選べるのも楽しい。いろいろ触って自分好みのローファイなサウンドを探してみたい。
ローファイサウンドを気楽に
公式YouTubeには実際にDAW Cassetteを使って音作りをしている動画がアップされているのでチェックしてみると使いやすそう。「オールドスクールなカセットのような震えた音を出すにはとても最適!」と評判。デザインが手書きっぽいのも、機械が苦手な人にも入りやすくていいのかもしれない。ローファイサウンドが気軽に、手軽に楽しめるカセットテープ・エミュレーターは、1,600円。ローファイサウンドの黄金期へのチケットだと思えば、決して高くはない。一度買えば何度でも行き来自由だ。
Images via Klevgrand
Words:Ayumi Sugiura(HEAPS)