ブロックパズルゲームの定番といえば、テトリス。ゲームセンターで、ファミコンで、ゲームボーイで、そしていまはスマホのアプリで。時代とともに引き継がれてきた定番ゲーム「Tetris®」は、さまざまなバージョンが生み出され、今日までで5億9千万を超えるテトリスモバイルゲームがダウンロードされてきた。

数あるテトリスゲームのなかでも音楽好きならこれは見逃せない。テトリスにリズムゲームが融合した、「Tetris® Beat」だ。

リズムにのりながらテトリスをぽちぽち

Tetris® Beatは、まずそのビジュアルがとにかく派手だ。ビビッドカラーの画面はクラブや音楽ベニューの煌めきを思わせる。楽曲のラインナップはEDM、POP、HIP HOPにまたがり、毎月新しく追加される点も特徴。2021年8月にAppleが提供するコンピューターゲームのサブスクリプションサービスApple Arcade限定で登場し、4.99ドル/月で利用できる。

App StoreのTetris® Beatの画面
Tetris® Beatでは「DROP」「TAP」「MARATHON」の3つのモードが選択可能だ。

「DROP」は楽曲のビートに合わせてブロックを回転させてドロップし、コンボ数を伸ばすことでスコア獲得を狙う。

「TAP」は、画面に表示される様々な配置オプションから1つを決めてタップし、ビートに合わせてブロックを配置。 ビートから外れた場合はペナルティブロックが追加され、ポイントが少なくなっていく。

そして「MARATHON」は、自分の好きなBGMでスタンダードなテトリスをプレイできる。通常のテトリスを好きな音楽で楽しめる長期戦だ。Apple TVでは分割画面で対戦も可能。

それぞれのモードごとに3つの難易度レベルが用意され、またデイリー、ウィークリー、マンスリーのミッションもあるので飽きずに楽しめそうだ。

Apple TV、Mac、iPad、iPhoneでのクロスプラットフォームのプレイや、コントローラーの使用にも対応しており、どの曲でも世界中のプレイヤーとスコアを競い合うことが可能。

音楽好きが見逃せないポイントとしては、39の限定楽曲が収録されており、新楽曲が毎月登場すること。例えば、ベルリンを拠点とするEDMデュオCYRKや、人気歌手オースティン・マホーンのツアーにも参加したR&BアーティストNate Harlan、上海を拠点とするオーガナイザーのDana“Showtyme” Burtonによって設立されたグループIron Mic Family、イタリア出身、オーストラリア拠点のエレクトロニカアーティストRibongiaなどの新楽曲が限定で追加されている。さらに、AirPodsProとAirPodsMaxで空間オーディオを体験できる仕様になっているため、それらを使ってプレイすれば臨場感をより一層味わえそうだ。

「テトリスは時代を超えたエンターテインメントであり続けますが、Tetris® Beatが示すように、別のひねりを加えると、ほとんど別の新しいものになる可能性があります」と、実際のプレーヤー。大好きな音楽にノリながらなら、テトリスの記録更新だっていけるかも。

Eyecatch Image by Yu Takamichi(HEAPS)
Words:Hiroko Aoyama

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