ヒップホップ誕生の歴史を記録した伝説のドキュメンタリー『Style Wars』が日本劇場初公開

ヒップホップ誕生の歴史を記録した伝説のドキュメンタリー『Style Wars』が製作から40年の時を経て、日本で劇場初公開となる。
3月26日（金）より渋谷ホワイトシネクイント、新宿武蔵野館ほか全国ロードショーが決定。この度、ポスター＆予告編が解禁となった。

いとうせいこう「こんなフィルムが残ってるなんて！」

本作は、1970～80年代初頭のNY・サウスブロンクスで生まれたスプレー・アート「グラフィティ」をテーマに取り上げ、ラップやブレイキン（ブレイクダンス）等、のちに「ヒップホップ」として人々を魅了するカルチャーの生まれ落ちる瞬間をフィルムに捉えた貴重なドキュメンタリーだ。同時期に制作された『Wild Style』（1982）とともに、ヒップホップヘッズのバイブルとして語り継がれてきたが、日本ではDVDリリースされたものの劇場未公開となっていた。

さらに本作の日本劇場初公開を記念して、日本のヒップホップシーンの立役者・いとうせいこうからコメントが到着。

本作に登場する無名の少年たちが、バスキアやキース・へリング、バンクシー等のアーティストへとバトンを繋ぎ、製作から40年近くが経った現在では、グラフィティアーティストたちが「作品」を手がけている。さらに、世界中のミュージシャンがラップを当たり前のように楽曲に取り入れ、ブレイキンは2024年パリ五輪の追加競技種目にも決定。今ではメジャーカルチャーとなったヒップホップがどのように誕生したのか、当時の瑞々しい空気感を本作を通して追体験することができる。ヒップホップカルチャーに多大な影響を与えた『Style Wars』、お見逃しなく。